少し前までは自動車保険については35歳以降はみな同じ料率だったのですが、リスク細分化が進み、高齢者が事故を起こしやすくなったのが歴然としてきたことから、2011年の価格改定で60歳以上という年齢区分の自動車保険は非常に値上がりすることとなりました。
保険会社が収集している事故データでは、やはり高齢者になると事故率が高くなる上、怪我をしてから治癒までの時間も長引くことは明白であり、この先人口構成的に60代以上が6人に1人とか5人に1人といった状況にも対応するために、いち早くこうした層の保険料が値上がりしたというわけです。
生活防衛的視点から見ると、とにかく60代から先は収入が飛躍的に伸びる可能性もないですし、できるだけコストセーブした保険料で自動車を利用できることが重要になります。
まずは補償内容については減らさずに余分な条件を取り除くことが重要になってきます。
本当に運転する人だけの加入とすることはまずはじめの一歩となりますし、対人、対物の条件はそのままにするとしても、車両保険などはある程度古くなったクルマには利用しないという方法もあります。
新車から8年以上経過したようなクルマであれば、車両保険に加入するよりも壊れたら買い換えるか自費で修繕したほうが安いというケースもあるのです。
また、クルマ自体の選択も小型車や軽自動車、ファミリータイプを選択することで車両等級がかなり抑えられ、低額の保険料で加入することができるようになります。
このようにライフステージに合わせて、今後どのようにクルマを使っていくのかということからよく考え直してみることも重要になります。
ある意味で、シニアのカーライフを見直してみるいいきっかけになるとも言えそうです。
また免責の金額を増やすことで、かなり年間の保険料をセーブすることも可能になってきます。
同居の息子や娘さんがクルマをお持ちならば、そちらの保険を中心として等級を活かしたほうが安くあがるということもあります。
限られた利用のために多くの費用を支払ってしまうことがないように、最低限の効率的な保険の加入と支払をしていきたいものです。
当然のことながらインターネット加入なら会社によっては2万円近く安くなるケースもありますし、早期の申し込みならそれに対する割引も設定されていますので、できるだけネットをうまく利用してコストセーブを実現していきたいものです。
60代といえどもインターネット利用は欠かせない時代になってきているのです。
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