最もベーシックな車であるセダンの販売台数順のおすすめ人気ランキングです。
最近ではミニバンやSUVなどの人気が高まっておりセダンの販売数自体は多くはありませんが、クラウンなどの名車や高級感を求めるユーザーに根強い人気があります。
セダンは最も不人気車に分類されるため上質な車種なのに中古車価格がかなり下がりやすくお得に購入できる車種です
ランキングに進む前に、セダンにはどのような車種があるのか?「価格」と「室内の広さ」で比べた場合、どのような位置関係にあるのか?下のマッピング画像で全体像を把握してみましょう!
総合的な販売台数は少なくなっても根強い人気を持つセダンのランキングを紹介します。
なお、ランキング順位は一般財団法人日本自動車販売協会連合会が発表する乗用車ブランド通称名別順位の2018年1〜6月の結果を参考にしています。
セダンの一般的な定義はフロントにエンジンを配置したボンネットと乗員のためのキャビン、そして荷物を収納するトランクがそれぞれ独立したノッチバックスタイル(あるいは3BOX形状)となっています。
1位となったプリウスを始め、最近のセダンは空力性能を重視していることからクーペスタイルが多くなり、古典的な3BOXタイプは姿を消しつつあります。
セダンはアッパークラスになるほど専用デザインとなりますが、ミドルクラス以下ではハッチバックと基本構造を同じにしている車種がほとんどです。
これがコンパクトカークラスになるとセダンは存在しません。各メーカーともミドルクラスを思い切ってハッチバックだけにしないところが、セダンの根強い人気の証ともいえます。
ニーズ
燃費がもっとも良いセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | プリウス |
JC08モード燃費 | 37.2〜40.8km/L | エコカー減税 | 75〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4540mm | 1760mm | 1470mm | 5.1〜5.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2110mm | 1490mm | 1195mm | 1797cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
242.9〜339.4万円 | 108.0〜236.0万円 |
プリウスが持つ独特のモノフォルム、トライアングルシルエットはハッチバックのように見えますが、トランク部分を独立させたセダンです。
現行モデル4代目は2015年12月から販売されており、セダンではダントツの1位人気を獲得しています。ただし、全ブランド名別順位では3位まで下がりました。
3代目、いわゆる30系プリウスは3年連続第1位を獲得するなどベストセラーモデルとなりました。
4代目はさらに燃費効率を高めるなどトヨタの最新技術が盛り込まれているものの、2018年1〜6月の販売台数は前年比約70%まで落ち込んでいます。
大きな要因として挙げられるのが、空力性能を追求したことによる未来的ボディデザインで、プリウス従来のユーザーが他のトヨタ・ハイブリッド車に流れている傾向が見られます。
プリウスはトヨタ・ハイブリッドのシンボルイメージだけに、トヨタもマイナーチェンジで思い切ったフェイスリフトをすると予測されています。
4代目プリウスにはさまざまな新技術が投入されており、そのもっとも代表的なのがトヨタの新型プラットフォーム、TNGA(Toyota New Global Architecture)です。
次世代のための車両骨格といわれるTNGAは乗員の安全性や快適性、走行性といった車に必要な根本的ことからユーザーが満足するボディデザインに至るまで、すべての技術の根幹となる部分です。
プリウスが初採用となり、今後のトヨタ車のプラットフォームはTNGAが中心になります。
TNGAがプリウスに与えた具体的なメリットとしては、低重心化による車内空間の快適さや走行性能の向上、最先端の安全性能などがあります。
また燃費性能はベースグレードで40.8km/Lを達成しました。これは国内で販売されているハイブリッド車ではトップ数値となります。
デザインはともかく、先進的な車種としてはセダン第1位に相応しい車です。
TNGAによる低重心化はドライビングポジションの改善にも役立っています。4代目プリウスはシートに座ったドライバーの筋肉の使い方をセンサーで綿密に調べ、もっとも筋負担の少ない高さのヒップポイントを開発しました。シート内のバネは腰や筋肉の負担を軽減する骨盤角度に調整されています。
これらの技術によってドライバーはレーンチェンジやコーナリングなどによる姿勢変化が制御され、長く運転しても疲れが少ないドライビングポジションをキープできます。
メーターパネルはすべてデジタル表示、シフトレバーとエアコン操作スイッチをセンタークラスターに集中させたインパネ回りは加飾がなく、すっきりとしたイメージです。
スタンダードなセダンらしい内装ですが、やや物足りないというユーザーにはAプレミアムがおすすめです。本革シートや運転席8ウェイパワー、運転席と助手席には快適温熱シートが標準装備されるなど豪華仕様となっています。
欧州、とくにドイツではクリーンディーゼルに代わるエコカーとしてPHV(プラグインハイブリッド)が注目されていますが、日本では HV(ハイブリッド)が優位性を保っていることから新型車がほとんど登場しません。
その状況下で頑張っているのがプリウスPHVです。充電電力使用時走行距離が約68.2kmなので、日常的な買い物であればほとんどEV走行(モーターだけの走行)で間に合います。
基本的な構造はプリウスと共通で、エクステリアではフロントマスクとリアエンドに違いが見られます。
極端な吊目だったヘッドライトは4連LRDランプに変わり、バックドアガラスには後方への空気を滑らかに流すダブルバブルウィンドウが採用されています。わずかな違いとはいうものの、全体的なデザインは比較的好評です。
ニーズ
スタンダードでシンプルなセダンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | カローラアクシオ |
JC08モード燃費 | 18.0〜34.4km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4400mm | 1695mm | 1460mm | 4.9〜5.5m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1945mm | 1430mm | 1200mm | 1329〜1496cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
152.6〜248.2万円 | 63.0〜133.0万円 |
ランキング2位となったカローラアクシオは2012年から販売されているセダンで、現行モデルは2代目となります。
2018年6月に発売したハッチバックタイプのカローラスポーツはまったくの新型で、プラットフォームにはTNGAを採用しており、全幅も3ナンバー枠の1790mmとなっています。
トヨタはカローラスポーツを「12代目カローラの先駆け」と公表しており、カローラアクシオの次世代も3ナンバー枠になる予定です。
トヨタには他にもプレミオやアリオンといった5ナンバーサイズのセダンはありますが、基本設計は2007年と古く、いつカタログ落ちするか分かりません。
5ナンバー枠のセダンが欲しいユーザーは早めにカローラアクシオ購入の検討をおすすめします。
エクステリアはスタンダードな3BOX形状です。かつて国民車と呼ばれた時代を彷彿とさせるくらい基本に忠実、悪く言えば平凡なデザインではあるものの、燃費を向上させるための空力性能に優れており、空気抵抗係数を示すcd値は0.28を記録しています。
平凡に見えるデザインの中に、卓越した技術を盛り込むところが、いかにもトヨタらしいところです。
またフロントマスクには最近のトヨタのアイコンになっているキーンルックを取り入れています。
鋭く見える、という意味だけに顔つきがシャープになり、若年層でも違和感なく乗れるセダンに仕上がっています。内装もまた華美な加飾を配したシンプルなレイアウトで、誰が乗っても自然に馴染むデザインです。
ただしダッシュボードを滑らかな曲線にしたりインパネに向かって立体感を出したりするなど、質感に高さを与えています。
個性を消して万人受けする工夫がいかに難しいか、それを物語っているようなインテリアです。
カローラアクシオにはハイブリッド搭載車と非搭載車が設定されています。
ハイブリッドシステムはアクアと同じ1.5Lアトキンソンエンジンと1LMモーターを組み合わせており、JC08モードはセダンの中でもトップクラスとなる34.4km/Lを記録しました。
EVモードを選べばモーターだけの走行も可能です。早朝や深夜の車庫入れなど周囲にエンジン音を響かせたくない時に大変便利です。
非搭載車に設定されているガソリンエンジンには1.5Lと1.3Lがあります。1.3Lはビジネス向きで室内装備も簡素なため、一般ユーザーにはあまり向いていません。
1.5Lには一般ユーザー向けのGグレードがあり、トランスミッションはCVTの他に5MTが選べます。
5MTがスポーティタイプ以外に設定されているのは珍しいことで、マニュアル派にとっては喜ばしいことです。なお、CVTよりもわずか0.2kgf・mですがマニュアルの方が太いトルクを発生します。
先代モデルにはスペシャルモデルに「カローラアクシオGT」がありました。トヨタ車のカスタマイズを手がけるTRDが製作したコンプリートカーで、専用のターボチャージャーやサスペンション、エアロパーツを装備し、スタンダードなセダンをスポーティカーに仕立て上げました。
残念ながら現行モデルにはGTが設定されていません。しかしTRDやモデリスタによるカスタム仕様があります。
とくにTRD仕様は先代のようにターボチャージャーこそ装着されないものの、専用チューニングのサスペンションや排気効率を高めるハイレスポンスマフラー、安定したコーナリングが得られるフロントスタビライザーセットなどが用意されています。
これにエアロパーツを取り付ければ自分の趣味に合わせたオリジナルモデルが完成します。
エアロパーツも含めて純正品なので、査定や買取価格が下がる心配もありません。個性的な1台を求めるユーザーにおすすめのカスタム仕様です。
ニーズ
操舵性に優れたセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スバル | 車名 | インプレッサG4 |
JC08モード燃費 | 16.0〜18.2km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4625mm | 1775mm | 1455mm | 5.3m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2085mm | 1520mm | 1200mm | 1599〜1995cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
194.4〜261.3万円 | 79.8〜229.9万円 |
スバルは販売している車種が少ない中で、必ずセダンを作り続けているメーカーです。
歴史の長いインプレッサは初代がセダンから始まり、ミドルサイズでは2BOXタイプが主流になった現在でもハッチバックのスポーツと並行してセダンのG4を販売しています。
スポーツとの違いはトランク部分の独立だけですが、スタイリングだけを見ればG4の方が魅力的なボディラインを持っています。
かつて、インプレッサは世界ラリー選手権(WRC)に向けて開発された車種だけに、WRXの冠がつくスポーツモデルに人気が集まっていました。
しかしWRCから撤退した現在は大きく方向転換し、運転する楽しさと安全性能をセールスポイントにしています。
このイメージチェンジが成功、コアなマニアだけに人気があったインプレッサは一般ユーザーからも好まれるようになりました。
現行モデルの5代目は2016年10月から販売されています。フルモデルチェンジで最大の変更点となったのがスバルグローバルプラットフォームの採用です。
次世代スバル車の基礎になるプラットフォームで低重心化や軽量化、衝撃吸収能力などの改善が図られ、将来的にはモーター駆動の電気自動車まで見据えて設計されていることが大きな特徴です。
このプラットフォームを採用したことで操舵安定性や操舵応答性が高まり、ドライバーは思い描いたラインをトレースできるので運転が楽しくなると同時に、ステアリングの修正が減るので運転による疲労が軽減します。
これらの性能はカタログスペックに表れるわけではありませんが、スバルが自信を持って採用しただけに、自動車評論家だけでなく一般ユーザーからも高い評価を得ています。
インプレッサは世代が新しくなる毎にボディサイズがワイドになり、5代目は1775mmまで広がりました。
ワイド&ローのスタイリングはスポーティなイメージを与えると同時に新型プラットフォームの低重心化と高剛性というメリットによって死角の少ない視認性を確保しており、3ナンバーサイズでありながら最小回転半径5.3mという取り回しの良さを実現しています。
クーペタイルの流麗なフォルムはトランクルームの容量を犠牲にすることがあります。しかし現行モデルは460Lという大容量でゴルフバッグを4個積載することができます。
さらに後部席背もたれを前倒させるとトランクルームからスルー状態となり、長尺の荷物も積載可能です。セダンでありながらハッチバック的なユーティリティ性を持っていることも現行モデルの魅力のひとつです。
グレードはスタンダードな1.6i-L EyeSightに始まり、2.0i-L EyeSight、2.0Li-S EyeSightの3タイプが用意されました。
一般的にスタンダードタイプは上位グレードに比べて見劣りするものですが、1.6i-L EyeSightは上位グレードとは違った高性能を備えており、ユーザーによってはこちらのタイプの方が適している場合もあります。
FB16型はスバル次世代に向けて開発した新型の水平対向エンジンで、最高出力は85kW(115PS)とけっして高くありませんが、最大トルクは148N・m(15.1kgf・m)あり、マニュアルモード時は7速まで使えるリニアトロニックとの組み合わせが良いことから従来の小排気量水平対向エンジンの弱点と言われていた発進時でも、ストレスを感じさせない加速を実現しました。
燃費効率は2.0Lを上回るJC8モード18.2km/Lを記録、スバルのブランド力を高めた予防安全装置のEyeSightも標準装備されています。
ニーズ
カーライフをアシスタントする最先端なセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | クラウン |
JC08モード燃費 | 12.8〜24.0km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4910mm | 1800mm | 1455mm | 5.3〜5.5m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1980mm | 1500mm | 1185mm | 1998〜3456cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
460.6〜718.7万円 | 129.8〜349.9万円 |
トヨタの国内販売車におけるフラッグシップモデル、クラウンは2018年6月にフルモデルチェンジを行い、15代目となりました。
このところフルモデルチェンジは先代のキープコンセプトを繰り返していましたが15代目は大胆に変身、保守的なスタイリングからドイツ車高級セダンのようなクーペデザインになりました。
それでも見た目、すぐにクラウンと分かるところに高い熟成度が感じられます。
グレード体系も大きく変わりました。先代モデルではスタンダードタイプをロイヤル、スポーティモデルをアスリートとして区別していましたが、15代目からはこれらの総称が標準仕様とRS仕様になり、合わせて最上級モデルのマジェスタがカタログ落ちしています。
またメーカーオプションのジャパンカラーパッケージも12色から6色に限定されました。
15代目の注目点は走行性能です。クラウンといえばかつては乗員の快適性が重要視されていました。
現在もその快適性は着実に向上していますが、それ以上にアピールしているのが新技術投入による確実な操舵性やハイパワー、爽快な走行性能です。
刷新されたボディ形状にもそれは表れており、3BOXの典型的なセダンからルーフをテールエンドまで伸ばした流麗でスポーティな4ドアクーペに生まれ変わっています。
先代と比べ、全長は15mm、ホイールベースは70mm延長されたことによって車内空間の快適性や直進安定性が向上しています。しかし全幅は先代と同じく1800mmとなっています。
これはBMW5シリーズやメルセデス・ベンツEクラスよりも若干狭いサイズです。
クラウンはほぼ日本国内専用車のため、フルサイズのセダンでも国内の狭い道を通りやすくする配慮から、この全幅を変えないようにしています。
最小回転半径が5.3〜5.5mと小さいことも国内で運転する上で嬉しいポイントです。
15代目に搭載されているエンジンは直列4気筒2.0L+ターボチャージャー、直列4気筒2.5L+ハイブリッド、V型6気筒3.5L+ハイブリッドの3タイプです。
このうち、もっとも燃費効率が良いのは2.5L搭載車で、JC08モードはミドルサイズセダンの中でもトップクラスの24.0km/Lを記録しています。
Gグレードの3.5Lタイプは15代目を象徴するハイパワー仕様となっています。
エンジンだけでも最高出力は220kW(299PS)最大トルク356N・m(36.3kgf・m)あり、これに2NMモーターの132kW(180PS)が加わります。
単純にハイパワー仕様としただけではなく、プラットフォームに採用したTNGAのサスペンションやパワーユニットの重量配分、慣性モーメントを徹底的に研究したことにより、高い運動性能を持つドライバーズセダンに仕上がっています。
15代目最大のセールスポイントはT-Connect for CROWNという機能です。
トヨタ側が用意したオペレーターセンターにつながる専用通信機とナビが標準装備されており、ステアリングのスイッチを押すだけでオペレーターセンターにつがり、さまざまな通信サービスを実施してくれるという内容です。
サービス内容には行きたい場所をオペレーターセンターに告げるだけでナビに目的地を転送したり、目的地がレストランやホテルで予約が必要な場合はそれを告げるとオペレーターが代わりに予約を行うなど、ドライブ中の運転者や同乗者の負担を減らすと同時にカーライフを豊かにしてくれるコンテンツになっています。
予防安全装置や自動運転機能などと同じように、これもかつて描いていた未来の車の形が実現したと言えます。
ニーズ
アメリカン・スタンダードのセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | カムリ |
JC08モード燃費 | 28.4〜33.4km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4910mm | 1840mm | 1455mm | 5.7〜5.9m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2030mm | 1535mm | 1185mm | 2487cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
329.8〜434.1万円 | 43.0〜288.9万円 |
セダンランキングで意外な健闘を見せているのがトヨタのカムリです。
2017年7月のフルモデルチェンジで10代目となった現行モデルが好調で、2018年1〜6月の販売台数は約1.2万台、クラウンに約300台差まで詰め寄りました。
スタイリッシュでユーティリティ性が高く、新鮮味のあるセダンを作れば売れるという、セダンの根強い人気を証明した1台といえます。
カムリは歴史の長い車種で、1990年に登場した4代目辺りから世界戦略車としてのキャラクターを強めました。
2006年発売の8代目は国内販売月間目標が1千台、海外は3万台に設定していたことからも国内需要には対して期待していなかったことが分かります。その要因は大きなボディの割に室内装備がシンプルだったことです。
日本の場合、ボディがフルサイズになれば装備も当然、豪華になるという常識がありますが、カムリは海外(とくに北米)においてはスタンダードな車種、日本のカローラのようなものです。
したがって装備はそれなりでも、販売価格が安いというメリットを持っています。
現行モデルもけっして華美ではありませんが、上質な車内空間にまとめられています。
フルサイズセダンでもシンプルな装備を好むユーザーが増えてきたということは、日本のユーザーが良い意味で意識変化を持ち出した証ともいえます。
現行モデルのボディサイズはクラウンよりもやや大きく、全長は4910mm、全幅は1840mmで、最小回転半径は5.7〜5.9mです。
この数値が北米を中心とした世界戦略車であり、けっして日本国内向けを考えた仕様でないことを表しています。
カムリは国産車というより海外仕様の車種といった趣が強く、カムリを好むユーザーは多少の不便を承知の上で、個性の強いセダンを求めたことが分かります。
プラットフォームはプリウスやクラウンなどに採用されているTNGAです。パワーユニットの低重心化や部品の小型化、高剛性化などを実現したことによってワイド&ローのフォルムが実現、さらに操舵性や安全性能も向上しました。
また横揺れを少なくしてキャビンの静粛性を保つ設計になっており、ドライバーだけでなく同乗者の快適性もしっかりと考えられたセダンに仕上がっています。
パワーユニットは2.5L直列4気筒+3NMモーターで、JC08モードは最高33.4km/Lを記録しています(ベースグレードのX)。これは軽スーパーハイトワゴンとほぼ同程度の燃費効率です。
この燃費効率を実現した最大の要因は新設計のダイナミックフォースエンジンと呼ばれるA25A-FXS型の搭載です。
ロングストロークにして圧縮比を高め、吸気ポートの高効率化などの改良を行って最大熱効率41%を達成しました。
エンジンとモーターのパワー配分を適切にするコントロールユニットやバッテリー、モーターなどの改良でハイブリッドシステムも進化しています。
その成果が燃費効率に表れていますが、カムリは単なる省エネ型セダンではなく走行性能も優れています。
3NM型モーターは単独で88kW(120PS)あり、エンジンパワーと合わせた時は高い運動性能と爽快な加速感を味わうことができます。
室内装備はラグジュアリーというほどではないものの、上質な素材によってシックにまとめられています。
インパネからセンターコンソールに伸びるシルバーメタリックのモールは左右非対称で着物の衿を思わせる曲線が描かれています。
ホイールベースが2825mmと長いため、後部席は大人3人が乗っても膝下には十分なスペースがあります。この点も海外向け仕様の特徴です。
ハイブリッド用バッテリーが小型化されてリアシート下へ移動したことにより、トランクは524Lの大容量を確保しました。これは9.5インチのゴルフバッグを4個積めるサイズです。
また後部席の背もたれを前倒させればトランクと室内がスルー状態になり、長尺の荷物も積むことが可能です。セダンの基本を守りつつ、ユーティリティ性を高めているのも新型カムリの魅力のひとつです。
ニーズ
流麗なデザインを持つセダンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | マツダ | 車名 | アクセラセダン |
JC08モード燃費 | 17.8〜30.8km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4580mm | 1795mm | 1455mm | 5.3m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1845mm | 1505mm | 1170mm | 1498〜2188cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
182.5〜301.3万円 | 69.8〜239.8万円 |
マツダのアクセラセダンはハッチバックタイプのスポーツと同時に開発されました。基本的なパワーユニットはスポーツと同じですが、セダン専用にハイブリッド仕様が設定されています。
トヨタから技術供与を受けて搭載したシステムで、動力分配機構を使ってモーターとエンジンのパワーを的確にコントロールするスプリット方式であることが特徴です。JC08モードはトヨタ車に匹敵する最高30.8km/Lを記録しました。
流麗なボディラインのクーペスタイルで、全体的なデザインはセダンを感じさせません。
ハイブリッドの他にガソリンエンジンタイプとクリーンディーゼルタイプがあり、それぞれのトランク容量は419L、さらにトランク床下にはサブトランクボックスもあり、ユーティリティ性にも優れています。
ニーズ
欧州車の雰囲気を持つセダンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | シビックセダン |
JC08モード燃費 | 18.6〜19.4km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4650mm | 1800mm | 1415mm | 5.3m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1930mm | 1525mm | 1160mm | 1496cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
265.0万円 | 57.0〜155.0万円 |
2010年に国内販売を終了(ただし欧州仕様のタイプRは一時逆輸入で販売の経緯あり)して海外販売に専念していたホンダのシビックが2017年9月に国内復帰しました。
すでに2015年から北米を中心に販売しているモデルで10代目となります。セダンの他にハッチバック(タイプRを含む)があり、走行性能はセダンがややおとなしい仕様になっています。
全長はハッチバックに比べて130mmも長いため、室内空間は後部席でも足元にたっぷりと余裕があります。またトランクルームは519Lを確保、9.5インチバッグを4個積載できます。
ダウンサイジングの1.5Lエンジンはターボを装着しており、最大トルクは220N・m(22.4kgf・m)と自然吸気エンジンの2.4L並のパワーがあります。小さな排気量でも十分な走行性能を発揮します。
ニーズ
5ナンバーサイズのラグジュアリーなセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | プレミオ |
JC08モード燃費 | 14.8〜19.2km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4595mm | 1695mm | 1475mm | 5.3m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2055mm | 1450mm | 1205mm | 1496〜1986cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
268.6〜190.8万円 | 76.8〜179.8万円 |
5ナンバーサイズのボディにクラウン並のラグジュアリー感を備えたセダンがプレミオです。
トヨタにしては珍しくハイブリッド仕様が設定されておらず、しかもマイナーチェンジのみで10年以上販売しているというロングセラーモデルです。
かつてトヨタが販売していたファミリーカーの名車、コロナの系譜であり、トヨタがプレミオの販売を続けていることにメーカーとしての挟持が感じられます。
なお、同社のアリオンとはバッジエンジニアリングによる姉妹車で、プレミオが高級車志向、アリオンはスタンダード志向となっています。
3BOX型のオーセンティックなセダンですが、室内装備はトヨタ最新の技術が盛り込まれています。
また後部席背もたれを前倒させると独立したトランクルームとスルー状態になり、長尺物の荷物を積載できます。地味な見た目以上に高い性能を持った、隠れた名車といえます。
ニーズ
流麗さよりも強い塊感で迫力のあるセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スバル | 車名 | レガシィB4 |
JC08モード燃費 | 14.8km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4800mm | 1840mm | 1500mm | 5.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2030mm | 1545mm | 1220mm | 2498cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
302.4〜324.0万円 | 95.8〜239.9万円 |
レガシィB4はスバルのフラッグシップモデルとなるセダンです。現行モデルは2014年10月に発売されました。
最近のスバル車はエクステリアのデザインフィロソフィー(哲学)として「DYNAMIC×SOLID」をテーマにしています。
SOLIDは安心をイメージさせる塊感、ダイナミックは愉しさが感じられる躍動感を表しており、レガシィB4もクーペスタイルのセダンでありながら、流麗というよりも力強いフォルムを持つデザインになっています。
フラッグシップモデルにふさわしく、車内は快適性を最優先に設計されています。遮音性の高いフロントガラスやドアパネル、エアロフォルムのリアワイパーなどを採用し、車内の静粛性を向上させました。
ドアを閉めた時の重高音にもこだわっています。車内装備にゴージャスな加飾はありませんが、乗った時に自然とラグジュアリーさを実感できるセダンに仕上がっています。
ニーズ
日本車の中でもっともゴージャスなセダンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | レクサスLS500h |
JC08モード燃費 | 14.4〜15.6km/L | エコカー減税 | 75〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
5235mm | 1900mm | 1450〜1460mm | 5.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2080〜2145mm | 1615mm | 1160mm | 3456cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
1160〜1640万円 | 285.0〜509.0万円 |
セダンのランキング10位はトヨタの高級ブランド、レクサスのフラッグシップモデルとなるLS500hです。
販売価格は国内で日産のGT-Rとトップを競っており、EXECUTIVEは1640万円です。
その分、走行性能から車内装備までユーザーの期待を裏切らないハイスペックとなっており、高級ドイツ車のフルサイズセダンにも引けを取らない堂々とした風格を備えています。
海外に向けたブランドだけに室内は日本色を強調しています。ダッシュボードの曲線は「琴」や「茶筅(ちゃせん)」、アンビエントイルミネーションは「行燈(あんどん)の柔らかい光をイメージしています。
またレクサスのアイコン、スピンドルグリルに用いられたメッシュパターンは線1本ずつCADによって手作業で設計されています。日本の感受性と最先端技術が融合したセダンです。
軽やコンパクトカーに比べ、セダンは新車購入するとかなりの金額がかかります。とくに高級セダンともなると、300〜400万円はかかることが一般的です。
そこで目を向けたいのが、中古のセダン。中古なら、新車ではとても手が出せなかった車も手に入る可能性があります。
ここでは、中古車市場でとくに人気の高いセダンを3つ選りすぐってご紹介します。
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | プリウス |
JC08モード燃費 | 37.2〜40.8km/L | エコカー減税 | 75〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4575mm | 1760mm | 1575mm | 5.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2110mm | 1490mm | 1195mm | 1797cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
251.8〜328.4万円 | 1〜398.0万円 |
トヨタ・プリウスは、新車のみならず中古車市場でも圧倒的な人気です。
2017年の年間中古車販売台数(車種別)をみますと、軽自動車やコンパクトカー、普通車では最近人気のSUVやミニバンばかりが並んでいる中、唯一プリウスだけがセダンとして20位以内にランクインしています。しかも堂々の4位です。
中古でねらい目なのは、なんといっても先代の3代目(2009年モデル)。爆発的に売れたため流通台数が多く、価格も落ち着いています。
たとえば価格com.では6,173件、カーセンサーnetでは5,180件、ナビクルcarでは5,739件の3代目プリウスが登録されており(2018年12月25日現在)、価格は24万〜368万円となっています。
最多価格帯は80万〜100万円ですが、2009年式や2010年式では70万円以下のものもたくさん出回っていますので、その中で状態のいいものを選んで購入するのもおすすめです。
ちなみに2015年発売の現行モデル(4代目)も、最近はだいぶ流通台数が増えています。ただしまだ価格は高く、平均価格は約210万円となっているため、プリウスをリーズナブルに手に入れたい方はやはり3代目を中心に探すのが一番いいでしょう。
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | マツダ | 車名 | アテンザ |
JC08モード燃費 | 14.8〜22.4km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4860mm | 1840mm | 1450mm | 5.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1960mm | 1550mm | 1170mm | 1997〜2488cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
282.9〜353.1万円 | 69〜408.0万円 |
アテンザ(ATENZA)は、マツダの中型乗用車です。2002年までマツダが製造していたセダン「カペラ」の事実上の後継車として登場しました。
現行の3代目(2012年〜)は、マツダのフラッグシップモデルでもあり、高い機能性とダイナミックで優美なエクステリアを兼ねそろえています。
3代目の特徴としては、従来のガソリンエンジン車(ターボモデルあり)に加え、国内向けアテンザとして初めてクリーンディーゼルエンジン車が設定されたことが挙げられるでしょう。
さらに、アイドリングストップシステム「i-stop」や、減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を全車に標準装備したことで燃費が向上し、クリーンディーゼル車では最高22.4km/Lをマークしています。
デザイン性の高さも評価が高く、重心の低さや立体感を強調したエレガントかつ精悍な外観が特徴。構造的には次世代の車両構造技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー」を一部採用し、乗り心地がさらに増しています。
そんなアテンザは、現行モデルでも69万〜と、だいぶお手頃価格で購入できるようになりました。2013年式で140万〜160万が平均価格ですが、走行距離がある程度多いものでは修復歴なしでも100万円以下で出ています。
先代の2008年モデルになると、38〜145万円とさらに安くなりますが、流通台数が多くありません。できれば現行の中古で、とくに燃費のいいクリーンディーゼル車を中心に選ぶことをおすすめします。
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | マークX |
JC08モード燃費 | 10.0〜11.8km/L | エコカー減税 | 0% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4730mm | 1775mm | 1435〜1455mm | 5.2〜5.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1975mm | 1500mm | 1170mm | 2499〜3456cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
265.6〜442.8万円 | 9〜600.0万円 |
マークX(マークエックス)は、トヨタから出ているDセグメントのセダンです。かつての人気車種「マークU」の後継として2004年に登場しました。
現行モデルは2代目(2009年〜)で、マークU時代から数えると11代目。スポーティな魅力はそのままに、幅が増したことで先代と比べて骨太でどっしりとしたエクステリアになっています。
機能面では、エンジンが3L→3.5Lに排気量アップしたほか、トランスミッションを全車6速(オートマチック)に統一。7個のエアバッグや「アクティブヘッドレスト」などの装備で、安全性もさらに向上しました。
グレードは、大きく分けて「スタンダード」「スポーツ」「プレミアム」の3つに分かれますが、もっともベーシックなのは「250G」で、中古車市場にも比較的多く出ています。
中古では、現行モデルが39万〜600万円の価格帯で出ており、2010年式などは100万円以下のものもみられます。先代モデルになるとさらに安価に手に入りますので、安く購入したい方は初代マークXを探してみるのもいいでしょう。
200万〜250万円くらいの予算を出せるという方には、2代目の中でも後期型(2016年11月以降)がおすすめです。2度目のマイナーチェンジによって、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が全車に標準装備されています。
軽自動車やコンパクトカーなどのリーズナブルな車が人気を集めている今、あえてセダンを選ぶ人の中には、ほかの車種とはひと味違う高級感を求める人も多いと思います。
実際、多くのメーカーが現在もフラッグシップモデルとしてセダンを用意していることからも、その上質な魅力は根強く支持されていることがうかがえます。
ここでは、国内外の高級セダンの中から、とくに人気の高い車種を3つご紹介していきます。
概要(2012年モデル) | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | クラウンアスリート |
JC08モード燃費 | 9.6〜23.4km/L | エコカー減税 | 0〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4895mm | 1800mm | 1455mm | 5.2〜5.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1975mm | 1510mm | 1190mm | 1998〜3456cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
― | 9〜598.0万円 |
トヨタ・クラウンのスポーティグレードが、クラウンアスリートです。
最新の15代目(2018年〜)からはグレード構成が変わり、アスリートに代わって「RS」仕様へと変更されていますが、中古車市場では今でもクラウンアスリートとして人気を集めています。
クラウンならではの高級感に加えて、走りのよさを追求しているクラウンアスリートは、運転好きな人々にとって魅力的な1台です。高いボディ剛性と耐久力、優れた走行機能は、覆面パトカーにも採用されているほど。最小回転半径は5.2mと、ボディの大きさからは想像できない小回りのよさを発揮しています。
トヨタの衝突支援回避パッケージ「Toyota Safety Sense P」が搭載されているため安全性にも優れており、「セーフティ・サポートカーS(ワイド)」にも認定済み。さらに燃費性能の面でも、2WDのハイブリッド車が最高23.2km/Lをマークしており、経済性にも優れています。
先代のクラウンアスリートは2012年に発売されたため、中古車市場にも台数が増えてきており、120万〜600万円の価格帯で販売されています。400万円くらい出せる方なら、低燃費のクラウンアスリートハイブリッドが一番おすすめです。
もっとリーズナブルなものがほしい方は2.5Lまたは3.5Lのガソリン車、200万円以下で状態のいいクラウンアスリートがほしい方は、先々代(2008年モデル)を中心に探してみるといいでしょう。
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | BMW | 車名 | 3シリーズ |
JC08モード燃費 | 13.5〜21.4km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4645mm | 1800mm | 1400mm | 5.4〜5.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1660mm | 1340mm | 1100mm | 1498〜2997cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
431.0〜850.0万円 | 8〜499.0万円 |
3シリーズは、BMWの主力モデルでもあるセダンです。ヨーロッパでは、メルセデス・ベンツCクラスと人気を分け合っている車種であり、日本でもフォルクスワーゲン・ゴルフと人気を二分しています。
1975年に初代が発売された3シリーズも、現在は第6世代 (2012年〜2018年)を経て、第7世代(2018年〜)が発表されたところです。
第6世代ではガソリン車とディーゼル車が用意され、ディーゼル車では最高21.4km/Lの燃費を達成しています。ガソリン車においても、エンジンの小型化など本格的な低燃費化技術が採用されるようになっており、先代に比べて約20%も燃費が低減されたため、発売当初は全車がエコカー減税・エコカー補助金制度の対象車となっていました。
一方、ボディサイズは先代より大きくなっており、BMWの代名詞でもあるキドニーグリルもワイド化して、よりスポーティな印象に。インテリアはシンプルかつ機能的にまとめられ、8.8インチの液晶モニターが埋め込みではなく独立した形でセンターに設置されたことで、視認性が向上しています。
そんなBMWの3シリーズは、高くて手が出ないと思っている方も多いのですが、7代目が発表された今、中古なら6代目でも100万円台で購入できるようになりました。妥協せずによく探せば、走行距離が少なく状態のいいものでも200万円以下で見つかります。
ただし、安く出ているものの多くは、もっともベーシックな320i( 直列4気筒ターボエンジン)です。とはいえ、320iでも走りのよさは十分楽しめますので、大きな問題にはならないでしょう。
よりお手頃価格で手に入れたい場合は、5代目(2005年モデル)を選ぶのも1つの方法です。こちらは90万円以下がほとんどですが、なるべく走行距離が少なく、こまめに整備されてきたものを選ぶことをおすすめします。
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | クラウンロイヤル |
JC08モード燃費 | 10.2〜23.2km/L | エコカー減税 | 0〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
4910mm | 1800mm | 1455〜1465mm | 5.2〜5.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1975mm | 1510mm | 1190mm | 2493〜2499cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
460.6〜718.7万円 | 7〜397万円 |
国産の高級セダンとしては、もちろんクラウンロイヤルを外すことはできません。
クラウンロイヤルは、5代目クラウンの「ロイヤルサルーン」から長らく続いてきたシリーズで、上級グレードの代名詞的存在でもあります。
先にご紹介した「クラウンアスリート」に比べてトラディショナルなスタイルを貫いており、いわばもっともクラウンらしいクラウンともいえるシリーズです。
ただし、最新の15代目モデルではグレード構成に大幅な変更があり、ロイヤルは標準仕様(B・S・G)へと整理されました。ですので、ロイヤルの名を冠したクラウンは5代目〜先代の14代目までに限られます。
たとえば14代目(2012年モデル)のクラウンロイヤルは、王冠をイメージした逆台形の大きなフロントグリルが特徴的。基本はコンサバながら、やや自己主張の感じられるエクステリアとなっています。
インテリアは、ベージュ×木目調パネルがシンプルかつ上質な雰囲気を醸し出しており、シートはメーカーオプションで本革に変更可能。インパネ中央には新たに採用された「トヨタマルチオペレーションタッチ」が配置され、エアコンやシートヒーターなどをワンタッチで操作できるようになっています。
また、先代では独立したシリーズとして展開されていたハイブリッドモデルがロイヤルシリーズとして追加。JC08モード燃費はガソリン車で最高11.4km/L、ハイブリッド車で23.2km/Lにまで向上しました。
2016年8月のマイナーチェンジでは、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が全車標準装備され、安全性の面でも大きく躍進を遂げています。
そんなクラウンロイヤルは、2018年6月にフルモデルチェンジが行なわれたことで、先代の14代目の中古車流通台数が徐々に増えています。価格帯は113万円〜397万円となっていますので、決して手が届かない価格ではありません。ハイブリッド車の流通台数も十分多いため、一度探してみてはいかがでしょうか?
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