2012年以降に発売された車種のチャイルドシート固定金具装備義務化によって、ユーザーはどの車種を購入してもチャイルドシートを安全に取り付けられるようになりました。
この記事では軽自動車、コンパクトサイズ、ミドルサイズと大きさを3タイプに分け、それぞれの中からチャイルドシートを取り付けてもお子さんのお世話をしやすいスペースがある車種を選びました。
ボディサイズやスペースの広さに合わせた人気車種が分かるようになっています。
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全高1.7mを超すスーパーハイトワゴンは各メーカーとも小さな子供のいる家庭を訴求対象にしているので、チャイルドシートを乗せても世話をしやすい装備と空間を揃えています。
新車価格 | 122.0〜162.5万円 |
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中古車価格 | 59.8〜126.6万円 |
燃費(JC08モード) | 24.6〜28.0km/L |
乗車定員 | 4名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2200mm×1350mm×1365mm |
助手席最大スライド幅 | 380mm |
チャイルドシートは後部席両方にISO-FIX方式と3点式シートベルト方式を取り付けることができます。助手席側のスライド幅は380mm、後部席は240mmあり、これらを最大限にすれば695mmのフロア長が生まれるので子供の世話を余裕で行えます。
また助手席背もたれはバックテーブル仕様になっているため、前倒させれば乳児の哺乳瓶や交換したおむつを置くのに便利なことに加え、室内で授乳や飲食する際にもおおいに役立ちます。
助手席ドアと助手席側後部スライドドアを開けると、センターピラーがない1490mmの大開口部が生まれます。
ミラクルオープンドアと呼ばれるこの機能によって乳児や幼児を抱いたまま室内に入ってチャイルドシートに乗せ、その後、ベビーカーをたたまずに積むことができるなど、子育てのためのユーティリティ性が高い点で人気を集めています。両方のドア側面には通常鋼板の3倍以上の強度を持つピラーが内蔵されているので、安全性も十分に確保されています。
冬場、エンジンが温まっても後部席が暖かくなるまで時間がかかりますが、タントは前部席下にリアヒーターダクトを設置、後部席の子供を早く温めることができます。
その他、格納式リアドアサンシェードなどチャイルドシートに座った子供の快適性を高める装備が満載されています。子育てママから安定した人気を集めている車種です。
新車価格 | 138.5〜188.5万円 |
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中古車価格 | 69.8〜127.6万円 |
燃費(JC08モード) | 25.6〜27.0km/L |
乗車定員 | 4名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2240mm×1350mm×1400mm |
前部席スライド幅 | 570mm |
後部席両側にISOFIX対応のロアアンカレッジとトップデザーアンカレッジを装備しており、子供の身長によってカテゴリー分けされている新基準のi-Sizeにも対応しています。
助手席スーパースライド仕様は570mmのスライド幅を確保、子供をチャイルドシートに座らせた後でも子育てママが助手席に座ったまま世話をできる空間に設計されています。
後部席は左右独立で190mmのスライド幅を持ち、背もたれを倒して床下に収納するダイブダウンや座面を跳ね上げるチップアップ機能がついています。
片側にチャイルドシートと子供を乗せた状態でも片側だけたためば世話をするための広い空間を作れることが人気の大きな理由となっています。またスーパースライド仕様は前端へ移動させておけば子供の世話が終わった後、車外に出ることなく子育てママがウィークスルーで運転席に行けることも魅力のひとつです。
幼児や乳児が快適に過ごせる装備に加え、運転のしやすさも人気につながっています。フロントピラーを細くしてドア下の死角を軽減、左側のフロントピラーには路肩寄せをスムーズにできりサイドビューサポートミラーがついています。子育てママが安心して運転できる1台です。
新車価格 | 122.0〜162.5万円 |
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中古車価格 | 69.8〜115.9万円 |
燃費(JC08モード) | 26.4〜30.0km/L |
乗車定員 | 4名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2155mm×1345mm×1410mm |
スライドドア開口幅(両側) | 600mm |
後部席両側にはISO-FIX規格のチャイルドシートに対応している固定用アンカーと上端も固定できるテザーアンカーを標準装備しています。スペーシア最大の魅力は天井が高いことです。
室内高1410mmはスーパーハイトワゴンでもっとも高く、後部席は左右独立で収納できるため、子育てママが腰をかがめずに子供の世話をできる空間が広がっています。
チャイルドシートに乗せた子供の快適性や子育てママの世話がしやすい利便性は優先事項ですが、ドライバーが安心して運転できるための安全装置はそれ以上に重要です。スペーシアはフロントガラス上部に設置したデュアルセンサーによる衝突被害軽減ブレーキの他、8種類の予防安全装置を標準装備しています。
リアバンパーに4個の超音波センサーを設置してバックの際の衝突を回避軽減する後退時ブレーキサポートは軽初の装備となります。これらの安全装置が人気を呼ぶ要因となっています。
旅行に持っていくスーツケースをイメージしたエクステリアやインテリアのデザインがユニークなことも個性を大切にする家族から人気があります。
ルーフトリムには室内の空気を循環させて温度を一定に保つスリムサーキュレーターを設定するなど快適装備も充実しており、チャイルドシートに乗った子供だけでなく大人も気持ち良いドライブが楽しめる車種に仕上がっています。
チャイルドシートに乗せる子供がいる家族に最適なサイズとして人気が出ており、後部席に広いスペースを設ける車種が増えています。軽自動車からのステップアップを考えた時、取り回しの良さも選択肢になります。
新車価格 | 182.8〜199.4万円 |
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中古車価格 | 59.8〜107.6万円 |
燃費(JC08モード) | 16.0〜22.2km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2160mm×1420mm×1380mm |
前後座席間距離 | 1050mm |
ISOFIX規格チャイルドシート用の固定用アンカーとトップテザーアンカーを後部席両側に装備しており、3点式シートベルト用も設置できます。ポルタ最大の特徴は助手席側ドアが全面スライドドアになっていることです。
開口幅1020mmと広く、フロア高は地上から300mmと低いので子供を抱いていてもラクに後部席へ移動できます。またセンターコンソールがないので車外に出なくても後部席から運転席までウォークスルーが可能です。
室内の広い空間とそのユーティリティ性が大きな人気の要因となっています。室内高は軽スーパーハイトワゴンに匹敵する1380mm、助手席をテーブルモードにした時のスライド幅は700mmと広く、さらに後部席座面にはチップアップ機能がついています。後部席運転席側にチャイルドシートを取り付け、助手席側座面を上げておけば子供の世話を十分にできる空間が生まれます。
インパネ回りはメーター類からシフトレバーまで運転に必要な主要操作系をセンターに集中させているため、ドライバーは前方の視界に集中したまま直感的に操作できます。
その他、オートエアコンは花粉除去モード付き、「ナノイー」スイッチをONにしてファンを作動させると弱酸性の肌や髪に優しい水に包まれたナノイーが吹き出すなど、利便性だけでなく子供と子育てママの快適性も備えた1台に仕上がっています。
新車価格 | 182.8〜197.7万円 |
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中古車価格 | 119.8〜154.8万円 |
燃費(JC08モード) | 21.8〜24.6km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2180mm×1480mm×1355mm |
後部席スライド幅 | 240mm |
後部席両側にISO-FIX規格対応の固定バーとチャイルドシートの前回転を防ぐトップテザーアンカーが装備されているのでワンタッチで設置できます。ダイハツが持つ軽スーパーハイトワゴンの経験と技術を活かした車作りが最大の特徴です。
軽自動車からのステップアップでも違和感なく運転でき、多彩なシートアレンジの使い方も同じです。子供が大きくなったのでコンパクトサイズに乗り換えたい家族に最適の1台です。
室内長が2180mmと長いことに加え、荷室長もたっぷりあるので後部席の子供の世話をしやすいことが人気につながっています。
後部席は左右6:4で分割独立しており、座面ごと床下に収納してフラットな空間が作り出せるダイブイン機能を持っています。運転席後部に子供を座らせば荷室スペースと合わせて余裕のスペースで子供の世話ができます。
また前部席ヘッドレストを外し、後部席背もたれを後ろに倒せばフルフラットな空間を作り出せます。チャイルドシートで疲れた子供をゆったりと寝かせる時やPA、道の駅などで親子一緒にくつろぐ時に大変便利です。
最小回転半径はわずか4.6m、走行に余裕を持たせるターボエンジンでもJC08モード21.8km/Lと軽自動車並の取り回しの良さ、経済性を持った車種にまとめられています。
新車価格 | 188.0〜315.2万円 |
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中古車価格 | 79.0〜199.8万円 |
燃費(JC08モード) | 17.6〜27.2km/L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 3045mm×1455mm×1275mm |
2列目シートスライド幅 | 360mm |
コンパクトサイズでありながら3列シートを備えたミニバンで、ISO-FIX規格のチャイルドシート取付用ロアアンカレッジとトップテザーアンカレッジは2列目左右のシートに装備されています。
3列目シートは室内からでもバックドア側からでも操作できる左右に跳ね上げられるチップアップ機能がついており、これを利用すればベビーカーをたたまずに積載できます。
フリードは3列目シートがやや狭いというデメリットを持つものの、近距離であれば子供を含めて6〜7人が移動できるというメリットを持っています。友達家族や家族の両親が集まった時に意外と便利なことが人気につながっています。
普段は3列目シートを収納して5人乗り仕様にしておけばチャイルドシートの設置にも問題がなく、しかも車内空間が広いので子供の世話をしやすいというのも人気要因のひとつです。
運転席回りには比較的ボディサイズの大きいミニバンでも運転しやすい工夫が随所に施されています。
コンフォートビューパッケージを選ぶと親水性のヒーテッドドアミラーと熱線入りフロントウインドウ、撥水ドアガラスがセットになっており、雨の日やフロントガラスに霜が降りる寒い冬でも安全な視界を確保できます。
その他、ディーラーオプションでハンズフリースライドドアやオーt−サイドステップなど子供の安全な乗降を向上させるアクセサリーも豊富に揃っています。大人数に対応できるオールラウンドなコンパクトミニバンです。
ミドルサイズの車種は車内空間が広いのでチャイルドシートを装着しても子供の世話ができるスペースが十分にあります。
反面、ボディサイズが大きくなるため、燃費効率が下がって取り回しがやや大変になるというデメリットが生じます。操縦性や経済性も考えて選択することが大切です。
新車価格 | 246.6〜336.3万円 |
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中古車価格 | 119.5〜225.9万円 |
燃費(JC08モード) | 16.0〜23.8km/L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2930mm×1540mm×1400mm |
2列目シートスライド幅 | 810mm |
2列目シートの左右にISO-FIXに対応した固定アンカーと背もたれにトップテザーアンカーが設置してあり、ワンタッチでチャイルドシートを設置できます。
スライドドアの幅や室内空間の広さなど全体設計が小さな子供を乗せるための利便性を考えているだけに、チャイルドシートを設置した時でも子供の世話ができるスペースを十分に確保できます。とくに7人乗りは2列目がキャプテンシートとなり、スライド幅が810mmもあって広々とした空間を作り出せます。
キャプテンシートは前後だけでなく、座席横のレバーを操作することで横スライドも可能です。両側スライドドアから乗り込む時に便利なだけでなく1列目や2列目から3列目に移動する際、余裕を持ってウォークスルーできるなど多彩なシートアレンジが人気の理由のひとつになっています。
また2列目ベンチシートもスライド幅が580mmあり、3列目シートのチップアップ機能を使って両側に跳ね上げれば巨大な荷室空間が生まれます。
パワーユニットはガソリンエンジン仕様とハイブリッド仕様が用意されています。ハイブリッド仕様のJC08モードは23.8km/Lとコンパクトカー並の燃費効率を実現しました。
車庫入れの際、シフトレバーをRにすれば自動運転で駐車枠に止めるインテリジェントパーキング・アシストなど最先端技術も搭載しています。経済性や安全性も備えたオールラウンドのミニバンです。
新車価格 | 244.0〜343.6万円 |
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中古車価格 | 114.8〜208.8万円 |
燃費(JC08モード) | 15.0〜26.2km/L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 3240mm×1545mm×1400mm |
2列目シートスライド幅 | 690mm |
2列目シートの左右にISO-FIX規格チャイルドシート用のロアアンカーと背もたれ裏側の下部にテザーアンカーが装備されています。セレナ最大の魅力はミドルクラスのミニバンでもっとも多彩なシートアレンジです。
2列目中央の座席がスライドできるスマートマルチセンターシートによって乗降がスムーズになったりウォークスルーができるようになったりと工夫次第で車内空間のユーティリティ性を格段に向上させることができます。
セレナは2018年上半期のミニバン販売台数で第1位を獲得しました。人気の要因は上記の多彩なシートアレンジの他、使いやすさと安全のための最先端技術が上げられます。
一般的にバックドアの開閉は重い上にスペースを必要としますが、セレナにはハーフバックドア機能がついており、上部半分だけを開けることができます。
その他、セルフのガソリンスタンドで給油する際、ノズルを差し込むだけのキャップレス給油口を始め、使いやすい便利な機能を満載しています。
安全のための最先端技術は高速道路同一車線自動運転技術のプロパイロットやスイッチひとつで駐車枠へ自動で停められるインテリジェントパーキングアシスト、車体周囲を俯瞰図の映像にして死角を軽減させるインテリジェントアラウンドビューモニターなどが設定されています。ユーティリティ性と操縦性で一歩先を行くミニバンに仕上げられています。
新車価格 | 239.8〜308.8万円 |
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中古車価格 | 128.5〜167.0万円 |
燃費(JC08モード) | 17.6〜24.2km/L |
乗車定員 | 5〜6名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2200mm×1505mm×1230mm |
車体寸法(全長×全幅×全高) | 4660mm×1775mm×1530mm |
2列シートの5人乗りと3列シートの6人乗りが設定されていますが、ISO-FIX規格チャイルドシート用のロアアンカーカレッジとトップテザーカレッジはどちらも2列目の左右に設置しています。
全高が1530mmしかないので、ミニバンのアイポイントでは高すぎるというドライバーや頻繁に都市圏のタワー駐車場を利用するというユーザー、子供を乗せていない時は爽快に走りたいという子育てパパに最適な車種です。
チャイルドシートを装着した時、広いスペースで子供の世話ができるのは2列目がキャプテンシートとなっている7人乗り仕様です。
ヒンジドアなので乗降だけはスライドドアのミニバンより劣るものの、キャプテンシートのスライド溝はV型になっているため、後部へスライドするとぴったりと左右がくっついてフロアに広いスペースが生まれます。設置したチャイルドシートの横に座れば余裕の空間で子供の世話ができます。
ジェイドには走行性能を高めたグレードのRSが設定されています。加速時には高回転域で自動的にシフトアップさせる全開加速ステップアップシフト制御、下り坂で一定以上の速度が出るとエンジンブレーキで制御をかけるブレーキ操作ステップダウンシフト制御などが装備されており、爽快感と安全性を両立させています。
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