馬車の代わりに自動車が誕生して以来、他の車と走行性能を競うレースは戦時中以外絶えたことがありません。
車には人や物を運ぶという利便性以外に自分の意思と動作で操ることや爽快に走るという楽しみがあります。
保証付きスポーツカーの中古車は こちらから
この記事では国産のスポーツカー・オープンカー・クーペから人気車種を選びました。好みに合った車種の内容が分かるようになっています。
スポーツカーは主に操縦する楽しさ、スポーツドライビングを追求した車種のことで、排気量やパワーはそれほど重要な要素ではありません。
販売台数は各メーカーの全体から見れば少ないものの、スポーツカーを作ることは自動車メーカーとしての挟持といった側面を持っていることから、クラス内においては最高の走行性能を持っています。
新車価格 | 262.3〜342.3万円 |
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中古車価格 | 145.0〜228.0万円 |
燃費 | 11.8〜12.4km/L |
乗車定員 | 4名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 1615mm×1490mm×1060mm |
車両重量 | 1210〜1270kg |
1987年に販売終了したスプリンタートレノ/カローラレビンの型式であるAE86型からネーミングしたスポーツカーです。
AE86型はファミリーカーに当時の最新エンジン4A-Gを搭載しただけのモデルでしたが、86は基本設計からスポーツカーを念頭に置いてスバルと共同開発を行い、操舵性に優れたモデルを完成させました。
当初の計画よりもコストがかかってしまったことからAE86型ほど安く手に入りませんが、それでも若年層が少し無理をすれば手の届く価格設定になっています。ネーミングに郷愁を覚える中年男性よりも、スポーツカーに憧れる若年層に乗って欲しい車種です。
エクステリアはロングノーズショートテールの典型的なスポーツカーのデザイン、エンジンは低重心で高回転のスバルFA 型、インテリアはトヨタらしくソツのないレーシーなレイアウトになっており、国産スポーツカーとして高い評価を得ています。
とくにボア×ストロークがスクエアなFA型はあえてターボを装着せず自然吸気のまま採用、圧倒的なパワーよりも7000回転まで吹け上がる爽快感と誰でも運転できる易しさを両立させています。
ヒップポイントはトヨタでもっとも低い400mmとなっており、路面が近いため体感速度が速くなります。重心バランスは53:47に設計、直進安定性とコーナリング性を高い次元で実現しました。
エンジントルクが幅広いのでスポーツカー特有のエキセントリックなところがなく、6MTの他に6ATも設定されているのでスポーツカー初心者でも無理なく扱えます。基本コンポーネントを企画したトヨタらしい優等生的なスポーツカーです。
新車価格 | 390.7〜670.1万円 |
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中古車価格 | 65.8〜336.0万円 |
燃費 | 9.0〜9.2km/L |
乗車定員 | 2名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 990mm×1495mm×1090mm |
車両重量 | 1500〜1540kg |
現行モデルとなる6代目Z34型、通称「370Z」は2008年からの販売なのでけっして新しいスポーツカーとはいえませんが、搭載している3.7LのV型6気筒エンジンは国内のスポーツカーで最強の部類に入る347kW(336P)のハイパワーを発揮します。
またエクステリアのロングノーズショートデッキは今でも古さを感じさせません。圧倒的なパワーを体感してみたいユーザーに最適のスポーツカーです。
約2年の販売休止期間を経て再登場した5代目Z33型はスカイラインと同じプラットフォームを採用したため、テール部分とホイールベースが長くてあまりスポーツカーらしさが感じられませんでした。
しかしZ34型はホイールベースを100mm短縮、後部を新設計したことによってエクステリアが引き締まり、スポーツカーらしいデザインと走行性能を取り戻しています。これがロングセラーを続ける人気要因のひとつになっています。
Z34型は単純にホイールベースを縮めただけではなく、ボディバランスを向上させるために各部の剛性を高めました。またエンジンフードやバックドアなどにアルミ合金を採用するなど軽量化も図っています。
走行性能を電子制御で高めるのではなく、あくまで基本構造を進化させることで走りの楽しさを高めているのがフェアレディZの最大の魅力です。
新車価格 | 386.6〜406.0万円 |
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中古車価格 | 224.0〜349.9万円 |
燃費 | 9.4km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2005mm×1490mm×1205mm |
車両重量 | 1490kg |
ファミリーカーに使う既存のプラットフォームを流用してサスペンションや剛性を改良するスポーティカーの中で、最強のポジションにいるのがWRX STIです。
スバルの主力エンジンがコンパクトなFA型やFB型に変わっていく中で、依然としてショートストロークのハイパワーなEJ20型を使い続け、トランスミッションには6速マニュアルしか設定していないという硬派の車種です。
操縦性能を存分に楽しみ、スキルを磨きたいというユーザーに最適の1台です。なお、WRXには2ペダルのリニアトロニックを搭載したS4もあるので、MTは苦手という人はS4がおすすめです。
STI(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL)はレースで得た技術を市販車にフィードバックするスバルの傘下企業で、これまで販売台数が少ないスタンダードモデルでもSTIのブランドがつくだけで一気に人気モデルとなるなるケースが多々ありました。
もちろん人気要因はブランド力だけではなく、STIのチューニングにあります。WRX STIは限定販売のコンプリートモデルではありませんが、磨かれた走行性能は純粋なスポーツカーを凌駕する実力を持っています。
ただし、ハイパワーモデルといっても以前のような「どっかんターボ」ではなくツインスクロールのターボを装着しており、低速から強いトルクを発揮する「大人」の走行性能なので街中をゆっくりクルージングすることもできます。
中古車市場でも人気があるため、再販しても値下がり幅が少ないスポーティカーです。
ルーフを収納できるオープンカーの魅力は開放感です。残念ながら日本の気候でオープンカーに最適な期間は春と秋のわずかな間しかありませんが、その短い間に与えてくれるとびきりの爽快感こそ、オープンカーの価値といえます。
新車価格 | 255.4〜325.6万円 |
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中古車価格 | 120.0〜256.5万円 |
燃費(WLTCモード) | 16.8km/L |
乗車定員 | 2名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 940mm×1425mm×1055mm |
車両重量 | 990〜1020kg |
フルオープンの機能に加えて軽量化による俊敏性を備えたライトウェイトスポーツカーです。小排気量のエンジンを回してパワーバンドを維持することに面白さがあり、スポーツカーのエントリーモデルとしては最適の1台です。
もちろんスポーティな走行だけでなく、躍動感のあるボディフォルムは都市圏でゆっくりと走らせるだけでも注目を集めるので、所有感を満足させてくれるのも魅力のひとつです。
先代モデルのNC系は排気量が大きくなると同時に車重も増え、俊敏性に欠ける部分がありました。2015年に登場した現行モデルND系は原点回帰を目指して徹底した軽量化と排気量のダウンサイジングを図ったことが最大の特徴です。
初代の持つライトウェイトスポーツカーとしての魅力を取り戻しており、これが人気の最大要因となっています。
ロードスターは6MTが似合うと思うユーザーも多いのですが、じつは6ATも最適化が図られています。スリップ・ロックアップ領域を拡大したことやブリッピング機能を装備したことでダイレクト感が強まり、タイムラグのないシフトチェンジを実現しています。ATでも十分に楽しい走行性能を味わえます。
ソフトトップは手動ですがシートに座ったまま開閉でき、リアウィンドウは視界確保のためにガラス製となっています。
オープンにした際の風の巻き込みは徹底して研究されており、三角窓やドアトリムの形状、座席後方に設置する脱着可能なエアロボードなどにより、快適な風の流れを実現しました。新緑や紅葉の季節、気持ちよく晴れた休日はワインディングロードに出かけたくなる1台です。
新車価格 | 198.0〜218.5万円 |
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中古車価格 | 144.8〜229.9万円 |
燃費 | 21.2〜24.2km/L |
乗車定員 | 2名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 895mm×1215mm×1020mm |
車両重量 | 830〜850kg |
スポーツカーの理想形であるミッドシップを手軽に味わえる軽自動車です。直列3気筒660ccを横置きにレイアウト、41:59の重量配分を実現しています。
ただしフロントが軽いからといってもシビアなステアリング性能ではなく、FR的なバランスチューニングを施してあるのでスポーツカー初心者でも十分に楽しめるのが大きな魅力です。ゴーカートで味わった運転の面白さを公道で再現できる1台です。
ステアリング性能だけでなくパワー特性やトランスミッションもマイルド仕様になっていることが人気につながっています。
エンジンはN-BOXにも搭載されているS07A型にターボを装着しており、最高出力の回転数は6000rpm、最大トルクは2600rpmで発揮するのでパワーバンドが広く、低速域から力強い加速を感じることができます。
エクステリアはフルオープンではなく、頭上のルーフを取り外せるタルガトップです。折りたたみ式のルーフは手動、しかも収納すると荷物がほとんど積めなくなるという不便さはあるものの、オープンの爽快感は十分に味わえますし、その面倒な部分もオーナーに取っては手間のかかるカワイイやつという愛着に済ませられるはずです。
トランスミッションは軽初となる6速MTの他に7スピードモードを備えたCVTも設定されています。
ステアリングに装着してあるパドルシフトを操作すればマニュアルよりもスポーツカー気分を味わえます。日常的にはまったく役に立ちませんが、遊び心は間違いなく満たしてくれます。
新車価格 | 185.2〜213.8万円 |
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中古車価格 | 62.0〜187.8万円 |
燃費 | 22.2〜25.2km/L |
乗車定員 | 2名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 910mm×1250mm×1040mm |
車両重量 | 850〜870kg |
走行性能うんぬんよりも爽快なオープン感覚と街中でスタリッシュに乗ることを楽しみたいユーザーに最適の軽自動車です。
スタンダードなFRにルーフは電動による自動開閉とスポーツカー特有の「面倒臭さ」がなく、エンジンはパワーもしっかり備えたターボ仕様で、快適性を重視していることが最大の特徴です。
ベーシックなRobe(ローブ)、高級志向のCero(セロ)、SUV的イメージのXPLAY(エクスプレイ)の3タイプが設定されており、自分の好みに合わせて選べます。
快適性重視であっても走行性能をスポイルしているわけではなく、スポーツカーらしい操縦性を楽しめます。フロントサスペンションはリバウンドスプリングを追加したことによりロール姿勢が安定、リアにはスタビライザーを装備して剛性を高めています。
トランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付きCVTと5MTの2タイプで、CVTはパドルシフトを標準装備、5MTには小型・軽量のLSDがメーカーオプションで用意されています。
コペン最大の人気要因は電動で開閉するハードトップです。センターコンソールにあるスイッチを引き上げる、あるいは押し続けるだけでトランク部分が開き、ハードトップが派手に動き出します。
所要時間の約20秒は見ているだけで楽しいエンターテイメントです。ルーフをクローズすればトランクに容量が生まれ、ゴルフバッグ1個を収納できるのも人気のポイントです。休日だけでなく日常的に乗れるオープンカーです。
クーペの定義は曖昧で、本来は2ドア2シーターのノッチバックスタイルをクーペと称していましたが、現在は流麗なルーフラインと室内の快適性、スパルタンではないけれど適度なスポーツ走行性能を持っていれば4ドアでも5人乗りでもクーペと呼ばれています。
ただし車名にクーペと付ける例は極端に減っており、日本では最後となったスカイライン以降、クーペの名を持つ車種はありません。
新車価格 | 416.4〜555.9万円 |
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中古車価格 | 119.9〜318.0万円 |
燃費 | 13.0〜17.8km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2000mm×1480mm×1180mm |
車両重量 | 1670〜1890kg |
先代モデルV36型のクーペが2016年で販売終了し、現行モデルV37型が4ドアセダンだけになったことで国産車(レクサスを除く)から2ドアクーペが姿を消しました。
かつては技術の日産を象徴したスカイラインも今は話題性が少なく寂しい限りですが、流麗なボディラインとハイブリッドを組み合わせた走行性能は高級セダンの中でもトップクラスを維持しています。大人の落ち着いた雰囲気を大切にしながらも、時には存分に走行性能を楽しみたいユーザーに最適の1台です。
エクステリアはセダンでありながらクーペのスタイリングを継承するロングノーズショートテールに設計されており、流れるようなルーフラインはリアエンドまで続いています。
またベルトライン以外は直線的なデザインを排し、曲面構成のボディは躍動感にあふれています。スカイラインは主に中高年から人気を集めていますが、若い頃、そこそこスポーツカーを楽しんでいた中高年であれば十分に魅力を感じるフォルムといえます。
スカイラインのグレードでもっともパワフルなのは350GT HYBRIDです。V型6気筒3.5LとHM34モーターを組み合わせた最高出力は268kw(364PS)に達し、モーターだけでも290N・m(29.6kgf・m)の最大トルクがあります。
インテリアはセンタークラスターとコンソールを一体化させてタイトなコクピット回りにデザインしました。スポーツマインドを刺激する4ドアクーペです。
新車価格 | 265.6〜385.0万円 |
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中古車価格 | 69.0〜298.0万円 |
燃費 | 10.0〜11.8km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 1975mm×1500mm×1170mm |
車両重量 | 1510〜1570kg |
全長約4.8m、全幅約1.8mのフルサイズセダンで、FR方式を採用してスポーティモデルに仕上げていることが大きな特徴です。
ボディフォルムはややトランク部分にノッチバックを感じさせるものの、直線的なルーフラインがテールエンドまで伸びている4ドアクーペで、シャープなフロントマスクと盛り上がったフロントフェンダーが力強さをアピールしています。
トヨタとしては珍しくハイブリッドを設定しておらず、またエンジンもターボ装着タイプがなく自然吸気のV型6気筒2.5Lだけと、かなり潔さを持ったスポーツクーペです。
FRのナチュラルな走行フィーリングを電子制御でさらに向上させているので、フルサイズのボディでも高い俊敏性を発揮することが人気要因です。
シフトレバーの下に設置されている走行モード制御スイッチはアクセルレスポンスを高めるSPORT MODE、アクセル操作に対する駆動力を自動的に制御して雪道や滑りやすい路面でもスムーズな発進と走行を可能にするSNOW MODE、駆動力と電力消費を抑えて燃費を向上させるECO MODEを運転状況に合わせて切り替えられます。
インパネ回りはブラックで統一、センタークラスターを太いシルバーモールではさみ、メーターパネルには大径のスピードメーターとタコメーターを配置するといったスパルタンな雰囲気でまとめられています。
アクセルペダルはオルガンタイプ、ステアリングは小径を採用するなど上質なインテリアの細部にスポーツマインドが宿っています。けっして目立つ車種ではありませんが、走行性能は高い実力を秘めています。
新車価格 | 265.0万円 |
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中古車価格 | 209.8〜269.8万円 |
燃費 | 19.4km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 1930mm×1525mm×1160mm |
車両重量 | 1300kg |
スポーツカーのような走行性能は必要ないけれど、4ドアセダンでもスタイリッシュなクーペタイプが欲しいというユーザーに最適な1台です。
日本では7年の販売休止期間を経て2017年9月に発売されたばかりなので新鮮味があり、テールエンドまで伸びるルーフラインはロー&ワイドのボディを際立たせています。
このボディフォルムは空力性能も高めており、ガソリンエンジン搭載車でありながらJC08モードは19.4km/Lを達成しています。経済性に優れた4ドアクーペです。
左右の斜め後方から見るスタイリングはクーペそのものですが、空間利用が上手なホンダらしく高いユーティリティ性と快適性を備えている点が人気につながっています。
長い室内は後部席でも大人が足を組めるほどの余裕があり、ヘッドクリアランスも確保されています。
ノッチバックのトランクルームはゴルフバッグが4個入る容量を持ち、後部席背もたれを前倒させればトランクスルーとなって長尺物も積載できます。
室内を長くできた要因はパワーユニットのコンパクト化です。エンジンはダウンサイジングの1.5L直列4気筒ですが、ターボを装着しているので2.4L自然吸気並の高トルクを発揮します。
運転席はヒップポイントが低く、ステアリングに装着されているパドルシフトはマニュアル的シフト操作が楽しめます。カッコだけのクーペではなく、十分にスポーティな気分を高めてくれる1台です。
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