ピックアップトラックのおすすめ人気車7選!

ピックアップトラック

ピックアップトラックとはボンネットとキャビン、荷台の3ボックス形状を持つトラックの総称です。荷台がボディと分離されていて換装可能なトラックと種別分けするために使われており、北米を始め、オセアニアやアジア圏で人気があります。

残念ながら日本では需要が少なく、米国メーカーの正規輸入代理店からも販売されていません。

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この記事では並行輸入車も含めて日本で購入できるピックアップトラック国内メーカー北米メーカーに分けて人気車種を紹介しています。用途や好みに合った人気車種が分かるようになっています。

【国内メーカー】ピックアップトラックのおすすめ人気車4車種!

現在、国内でメーカーが日本で販売しているピックアップトラックはトヨタのハイラックスだけです。

ボディサイズの大きさとユーティリティ性が国内に向いていないことが需要の少なさにつながっていますが、北米やオセアニア、アジア諸国ではスタンダードな存在だけに国内メーカーは輸出専用車両としてピックアップトラックを開発しています。

趣味に使っても楽しいSUV的なハイラックス

ハイラックス

スペック

新車価格 326.7〜374.2万円
中古車価格 145.0〜377.9万円
排気量 2.4L
乗車定員 5名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5335mm×1855mm×1800mm
燃費 11.8km/L

おすすめのポイント

国内で唯一、メーカー販売の車種だけにアフターサービスや故障の際の修理など、安心材料が多いというメリットを持っています。

最小回転半径が6.4mと都市圏の走行ではやや不便を感じるものの、1ナンバーサイズの大きなボディに太いシルバーモールを多用したラジエターグリルは都市圏で強い存在感を示します。

ミニバンやクローズドボディのSUVでは満足できず、個性的な車種が欲しいユーザーに最適の1台です。

人気の理由

ピックアップトラックの魅力は燃費効率さえ気にしなければ乗用車と同じ室内装備の快適性を味わえることです。インテリアはトヨタらしく上質な装備と雰囲気にまとめられており、トラックであることを感じさせません。

メーターパネルには優れた視認性を持つオプティトロンメーターと4.2インチのTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを装備、オーディオやディスプレイ表示切替ボタンをステアリングに集中させるなど操作性も優れています。

荷台は最大床面長1565mm、テールゲートの開口幅は1380mmと広く、500kgまで積載可能です。

デッキ部にはサビに強い亜鉛メッキ鋼板を使用しました。湿気の強い生木や海水のついたサーフードでも荷台フロアを気にせずガンガン積めます。アウトドアの趣味でも役立つSUV的なピックアップトラックです。

スポーティなエクステリアを持つタコマ

タコマ

スペック

新車価格 $2,550〜$3,646
中古車価格 218.0〜528.0万円
排気量 2.7〜3.5L
乗車定員 2〜5名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5285mm×1895mm×1780mm
燃費 -

おすすめのポイント

トヨタが北米で販売しているミッドサイズのピックアップです。国内で購入する場合は並行輸入車となり、ステアリング位置は左になります。

ミッドサイズといっても全幅はハイラックスより大きいので都市圏での取り回しは悪いものの、目立つことは間違いありません。シングルキャブとダブルキャブがあり、5人乗りの後部シートは国産5ナンバーミニバンの3列目シートよりも余裕があります。全体的にトヨタらしい丁寧な作りでまとめられている車種です。

人気の理由

国内では大柄のボディも北米では扱いやすいミッドサイズであることが人気要因のひとつです。ダブルキャブは3.5LのV型6気筒と6速ATを搭載、すべて4WDなので山岳路の未舗装路でもパワフルな走行ができます。

エクステリアはボンネットを長めに取り、前後のフェンダーをブリスター状にしてスポーティなデザインに設計されています。ラジエターグリルは大口径のヘキサゴン(六角形)で押出の強さをアピールしています。

インテリアは外観に比べて落ち着いた雰囲気で、シルバーメッキモールの加飾もないシンプルなレイアウトです。

ただしユーティリティ性は十分に備えており、左右2眼メーターの中央にはマルチインフォメーションディスプレイ、エアコンは左右独立タイプ、完全に死角となる後部下はモニターカメラで確認できるようになっています。比較的広い未舗装路を走る機会が多いユーザーであれば、国内でも十分にパフォーマンスを発揮するピックアップです。

高級乗用車を思わせるインテリアのリッジライン

リッジライン

スペック

新車価格 $29990〜$41920
中古車価格 208.9〜468.0万円
排気量 3.5L
乗車定員 5名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5334mm×1996mm×1798mm
燃費 -

おすすめのポイント

北米ではミッドサイズに相当しますが、国内ではかなり大柄なボディで左ハンドルの並行輸入車となります。室内装備の上質さとホンダらしい空間利用の巧みなユーティリティ性が大きな魅力となっているピックアップです。

インパネ回りはホンダ上級セダンに匹敵するレイアウトで太いシルバーメッキモールがセンタークラスターやディスプレイを加飾、荷台床面の後方にはサブトランクを設置、リアゲートは左開きも可能になっています。ピックアップにラグジュアリー感を求めるユーザー向けの車種といえます。

人気の理由

リッジラインの初代は2005年からの販売と、国内メーカーの北米戦略車としては比較的遅いスタートとなりました。ホンダのブランド力と技術的な独自性が各所に見られることから、ミッドサイズではライバル車に追いつく人気を集めています。

2016年に発売された2代目は4WDの他にFFもラインアップに加え、ウィークポイントだったパワー不足もV型6気筒3.5Lを搭載して補い、ミッドサイズピックアップのシェア争いに相応しい実力を備えた車種になっています。

先端技術による運転サポート機能も人気要因のひとつです。サイドミラー下とバックドアハンドルの横に小型カメラが設置してあり、サイドレーンの状況をセンターディスプレイに映し出す他、後退時にリアサイドに障害物があると警報を鳴らすブラインドスポットインフォメーションシステムも装備されています。

日本に入荷されている並行輸入車の数は極端に少ないのですが、その分、都会でもアウトドアレジャーの中でも目立つこと間違いなしのピックアップです。

パジェロ譲りの4WDシステムを備えたトライトン

トライトン

スペック

新車価格 $23,900〜$46,990
中古車価格 118.0〜239.0万円
排気量 2.5〜3.5L
乗車定員 5名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5185mm×1815mm×1800mm
燃費 -

おすすめのポイント

タイが生産国で主にアジア諸国へ輸出している三菱のピックアップです。走行距離が少なく年式が比較的新しい車種は並行輸入車となりますが、2011年以前までは国内販売をしていたので、中古車市場には右ハンドル車がわずかですが出回っています。

国内ではやや寂しい感のある三菱でも海外では強いブランド力を持っており、品質の高さは他の国内メーカーに負けていません。ボディサイズは国内販売ハイラックスよりもコンパクトなので、ピックアップを実用的に使いたいユーザーに最適の1台です。

人気の理由

4WDに強い三菱らしい力強い走行性能が人気につながっています。パジェロにも搭載されているスーパーセレクトU4WDは路面状況に合わせて走行性能を任意に変えられるシステムで、舗装路は後輪駆動の2H、雨などの滑りやすい路面はフルタイムで4輪を駆動させる4Hの他、未舗装路や雪道など確実に駆動力をタイヤに伝えたい場合の4HLc、岩場などタイヤが空転しやすい状況で使うローギアの4LLcと4つのモードを備えています。

アジアの未開発地域でも高い悪路走破性を発揮するクロスカントリー車的な要素を持つピックアップです。

インテリアはタフな走行性能とは裏腹に上質な素材を使ってシックにまとめています。ブラックを基調とし、センタークラスターからシフトレバー回りまでを太いシルバーモールが加飾、ミッドサイズ乗用車と変わらぬ快適性を確保しています。

後部席は足元に十分な余裕があるので大人2人が長時間乗ってもさほど苦痛を感じることはありません。アクセサリー類が豊富に揃っているため、カスタム化にも向いているピックアップです。

【北米メーカー】ピックアップトラックのおすすめ人気車3車種!

リーマンショック以降、アメリカのビッグスリーは衰退したもののアメリカを象徴するフルサイズのピックアップバンとトラックにおいては依然として牙城を守っています。

最近はフルサイズのボディに2.7Lの直列4気筒を搭載するなどダウンサイジング化も図っており、世界的な潮流を積極的に取り入れていることが大きな特徴です。

アメリカン・ピックアップを代表するF150

F150

スペック

新車価格 $28,400〜$68,130
中古車価格 108.0〜672.0万円
排気量 2.7〜5.0L
乗車定員 6名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5580mm×2180mm×1990mm
燃費 市街地5.5km/L 高速道路7.6km/L

おすすめのポイント

北米では最大のメリットとなるフルサイズのボディです。全幅2180mmは4トントラックとほとんど変わりありません。分厚いボンネットの先端をデザインするラジエターグリルは極端に太い2本のシルバーメッキモールで加飾されており、フォードのエンブレムが輝く超弩級のボディフォルムを持っています。

存在感を示したいユーザーには最適の車種です。ただし、ちょっとコンビニへ買い物へ行くとか都市圏で駐車場を探すとか、日常生活では不便極まりないことを事前に認識しておく必要があります。

人気の理由

ボディだけでなく搭載しているエンジンもモンスタークラスです。ハイグレードにはV型8気筒5.0Lを搭載しており395PSの最高出力を発揮、V8特有の低音サウンドに憧れるユーザーにはたまらない魅力です。このハイパワーを扱いやすくしているのが10速ATです。

Dレンジに入れておくだけでストップ&ゴーの多い都市部でも高速道路のロングドライブでも疲れを感じさせないスムーズな走行が可能です。エンジンはV8の他にV型6気筒3.5LのECO BOOSTや直列4気筒2.7Lターボチャージャー付きなど全6タイプが用意されています。

フルサイズのボディだけに乗員空間はたっぷり取ってあり、後部席は大柄な男性3人が乗っても膝下、ヘッドクリアランスに余裕があります。

コクピット回りはアメ車特有の派手さを継承しつつ、8インチマルチインフォメーションディスプレイをメーターパネル中央に配置するなど先端技術もしっかりと装備しています。まさにアメリカのフルサイズピックアップを代表する1台です。

HEMIを搭載したスポーティタイプのラム1500

ラム1500

スペック

新車価格 $27,295〜$53,695
中古車価格 89.0〜568.0万円
排気量 3.0〜5.7L
乗車定員 5名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5779mm×2017mm×1900mm
燃費 -

おすすめのポイント

フルサイズピックアップの中でスポーティな位置づけとなっているのがダッジのRAM1500です。ハイグレードには同じダッジのスポーツカー、チャレンジャーにも搭載しているHEMIエンジンが採用されています。

現在のHEMIはマッスルカー時代に搭載されていた半球状の燃焼室を持つ第2世代のレーシングタイプではなく、エンジンに負荷がかからない時は片バンクの4気筒を休止させるエコタイプですが、それでも1インチ当たり1PSのHEMIらしさを残しており、その加速感はミッドサイズの欧州スポーツカーをはるかに超えます。大迫力の走行性能を求めるユーザーに最適の1台です。

人気の理由

フォードに続いてクライスラーもジープを除いて日本市場からの撤退を決めており、クライスラーブランドのダッジも正規輸入代理店から購入できなくなりました。

ラムは元来、正規輸入代理店のラインアップにはなかったので大きな影響はありませんが、それでもアメ車メーカーの撤退は寂しい限りです。ラム1500はフルサイズピックアップでありながらそのスポーティな走行性能から実務よりも趣味やレースで使用するユーザーが多く、北米では不動の人気を堅持しています。

エクステリアはフロントフェイスにダッジのアイコンであるクロスを大口径ラジエターに配置している以外は比較的オーソドックスで、分厚いボンネットだけが存在感を表しています。

逆にインテリアはピックアップとは思えないほど先進的で、とくにATのポジションはシフトレバーではなくインパネ左側にあるダイヤルで変えるのが大きな特徴です。このクルマに乗っているというだけで、クルマ通から一目置かれる魅力を持った車種です。

トータルバランスに優れたシルバラード

シルバラード

スペック

新車価格 $28,300〜$49,400
中古車価格 140.4〜528.0万円
排気量 4.3〜6.2L
乗車定員 5〜6名
車体寸法(長さ×幅×高さ) 5842mm×2030mm×1880mm
燃費 -

おすすめのポイント

北米市場でF150と双璧を成しているのがシボレーのシルバラードです。GMブランドのシボレーは日本に正規輸入代理店を現在でも置いていますが、残念ながらシルバラードは扱っていません。

なにしろ全幅が4トントラックと同じ大きさ、しかもエンジンはV型8気筒で排気量が最大6.2Lとあっては扱わないのも当然と言えます。

しかしシルバラードはすべてのエンジンに負荷が少ない時は片バンクを休止させるEco Tec技術を採用、さらにトランスミッションは8速ATを採用するなど、意外に燃費効率にも気を使っています。見た目の派手さと経済性を両立させたいユーザー向きのピックアップです。

人気の理由

北米ではF150に次いで2位の販売成績を残しているピックアップだけにトータルバランスの高さが人気要因です。Eco Tecを搭載しているといっても6.2LのV8はアクセルを踏み込めばクラス最強の420PSを発揮、強烈な加速感を味わえると同時に重い積載物やトレーラーを引いてもストレスを感じることはありません。

インテリアはメーターパネルを中心にして操作スイッチ類やディスプレイが左右に広がっており、いかにもコクピットといった雰囲気を出しています。ラム1500同様、ATポジションはハンドル左側にあるダイヤルで操作します。

シートを始め、室内装備はラグジュアリー感満載で、ピックアップトラックであることを忘れさせます。中古車市場には並行輸入車が比較的多いので、購入しやすいことも魅力のひとつです。

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