高級車・VIPカーといえば、かつてはセダンが定番でしたが最近はフルサイズのミニバンやSUVにも設定されるようになりました。
高級車・VIPカーは各メーカーのフラッグシップモデルとなるだけに、最先端の快適性や走行性が装備されており、そのラグジュアリー感はカタログスペックだけでは推し量れないものがあります。
高級車やVIPカーは中古車になるとかなり値落ちします こちらから
この記事では高級車・VIPカーをセダン、ミニバン、SUVに分け、それぞれの人気車種を紹介、ユーザーの好みにあった車種が分かるようになっています。
小型車サイズのセダンはあまり人気がないものの、フルサイズのセダンは依然、安定傾向を保っています。
フルサイズセダンは小型車のようにオールラウンドな機能が求められているわけではなく、室内の快適性を最優先していることが人気安定の主な理由です。
ノッチバックでトランクとキャビンの空間をはっきりと分けていることや後部席の空間をたっぷりと取っている設計などが特徴です。
新車価格 | 460.6〜718.7万円 |
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中古車価格 | 149.5〜349.9万円 |
排気量 | 2.0〜3.5L(+2NMモーター) |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 1980mm×1500mm×1185mm |
燃費 | 12.8〜24.0km/L |
トヨタには海外戦略のために開設した高級ブランドのレクサスがありますが、それでも高級セダンのクラウンを販売し続けるのはクラウンが国内ユーザー専用車だからです。
日本の道路事情に合わせて全幅はあえて1800mmに抑え、最小回転半径も5.5mと小さくフルサイズのセダンの中ではトップクラスの取り回しの良さを備えています。
インテリアはさすがに木目調パネルを使わなくなったものの、ドアトリムやインパネ回りには表皮革巻きを使用するなどラグジュアリー感もたっぷり施されています。日本中の万人に向いている高級セダンといえます。
2018年6月にフルモデルチェンジを行い、15代目となりました。トヨタの最新プラットフォーム「TNGA」を採用したことで走行性能からエクステリアまで大きな変貌を遂げています。
これまでのスタンダードなノッチバックスタイルはルーフが流麗なラインを描く4ドアクーペスタイルになり、フロントマスクはクラウン(王冠)のシルエットを持つ逆台形のラジエターグリルと空力性を考えた彫りの深い顔つきでスポーティな雰囲気を作り出しています。
今回のフルモデルチェンジで加わった新機能に「コネクティッドサービス」があります。トヨタスマートセンターと直接交信できるDCM(専用通信機)が標準装備されており、24時間356日体制でオペーレーターとつながるようになっています。
ナビ操作やコンシェルジェ的役割だけでなく事故を起こした際の緊急連絡や路上インフラ、車同士の相互通信システムによる安全支援も行います。現在、未来にもっとも近い高級セダンです。
新車価格 | 796.4〜902.6万円 |
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中古車価格 | 199.0〜363.9万円 |
排気量 | 3.5L+HM34モーター |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2240mm×1535mm×1185mm |
燃費 | 15.6km/L |
日産のフラッグシップモデルとなる高級セダンです。1988年に登場した初代モデルはバブル景気真っ最中だっただけに高級志向と日産らしいハイパワーを搭載して話題になりました。
現行モデル5代目は重厚なイメージを持つものの、初代の特徴だったラグジュアリー感とハイスペックは変わりありません。後部席の快適性だけでなく、力強い走りを求めるオーナードライバーズカーを求めるユーザーに最適の1台です。
堂々としたボディサイズが放つ存在感が人気要因となっています。4代目の販売終了後、1年2ヶ月の休止期間を経て発売された5代目は同じ高級セダンであるフーガのホイールベースとリアドアを延長して作られています。
後部席はまさにVIP仕様で、ゆったりと足が組める余裕に加え、シアドアは軽く閉めるだけでしっかりとドアが閉まった状態になるドアクロージャー、室内にこもる不快音を逆位相で低減するアクティブ・ノイズ・コントロールなどが装備されています。
搭載しているエンジンは日産の最上級となるVQ35HR型で、V型6気筒3.5Lとハイブリッドシステムのモーターを組み合わせた時の最高出力は268kW(364PS)となります。
初代のように「尻下がり」現象こそしませんが強烈な加速感を味わうことができます。ショックアブソーバーには路面からの入力周波数に合わせて2つのピストンが減衰力を調整するダブルピストン式を採用、強烈な加速感でも室内を静寂に保つ機能はまさにVIPカーの証といえます。
新車価格 | 707.4万円 |
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中古車価格 | 279.0〜439.0万円 |
排気量 | 3.5L+H2H3モーター |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2240mm×1535mm×1185mm |
燃費 | 15.6km/L |
ホンダの最上級セダンです。2012年に一旦は販売を終了しましたが2014年11月に再び登場、現行モデルは5代目となります。
最大の特徴はハイブリッドシステムで駆動力をアシストするモーターがフロントに1個、リアに2個ついていることです。
路面状況に応じてモーターの作動を自動制御するSH-AWDはホンダのスーパーカー、NSXにも搭載されているシステムです。高級車を意のままに操ることに喜びを感じるユーザーに最適のフルサイズセダンです。
ドライバーが描くコーナーラインを忠実に再現する高い走行性能が人気要因のひとつです。
3モーターは各自が独立して作動するシステムで、コーナリングの場合は曲がろうとする外側の後輪にパワーを多く配分することで車体を力強く押し出そうとします。
コーナーで安定感があるというだけでなく、ステアリング操作に神経を尖らせなくても速やかに駆け抜けていきます。エンジンと3モーターのシステム合計最大トルクは463N・m(47.2kgf・m)となり、ハイブリッドならではの俊敏さを実感できます。
インテリアは高級セダンに相応しい装備です。ホンダにしては珍しくセンターコンソールに木目調パネルを使用していますが、派手な国産車といったイメージではなく往年のイギリス車を思わせる上品な使い方が特徴です。
ドアトリムやインパネ回りのソフトパッドは立体成型後、職人の手によってステッチが入れられるなど目の届きにくいところまで高級に仕立てた1台です。
フルサイズミニバンのハイグレードモデルは今やVIP仕様になっており、最近では官公庁の公式車にも選ばれています。
セカンドシートの空間がケタ違いに広いこと、ボディサイズが国内乗用車で最大級のため圧倒的な存在感を示していることなどが高級車好みのユーザーから人気を集めています。
新車価格 | 337.6〜750.2万円 |
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中古車価格 | 167.0〜499.8万円 |
排気量 | 2.5〜3.5L(+2JMモーター) |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 3210mm×1590mm×1400mm |
燃費 | 10.6〜19.4km/L |
VIP仕様のフルサイズミニバンで鉄板人気を誇るのがアルファードです。とくに最上級グレードEXECUTIVE LOUNGEはラグジュアリー感満載で、助手席や2列目シートは旅客機のビジネスクラスをしのぐほどの快適装備です。
エクステリアは全幅1850mm、全高1950mm、全長4945mmの堂々たるボディサイズで、しかもフロントマスクはシルバーメッキモールを大胆に配置した迫力顔となっており、所有者に満足感を与えると同時にVIPカーの強い存在を示しています。
トヨタのラグジュアリー感を徹底的に盛り込んでいることが最大の人気要因です。
日焼けの原因となる紫外線を約99%カットするUVガラスは全方位、サイドガラスやバックドアガラスはプライバシーを守るスモーク仕様、インパネとステアリングにはトヨタお得意の木目調パネルが使われており、天井にはなんと後部席を包み込むようにLEDのルーフカラーイルミネーションが装備されています。まるでホテルのラウンジでくつろぐような快適性です。
EXECUTIVE LOUNGEのシート地は肌触りの良いプレミアムナッパ本革シートを使用しており、足元には電動のオットマンが装備されています。アームレストにはインパネと同じ木目調パネルが使われ、折りたたみ式のサイドテーブルがある他、集中コントロールスイッチまで設置されています。
これだけの快適性を備えていながらハイブリッド仕様はJC08モード19.4km/Lと経済性に優れているところも人気につながっています。なお、バッジエンジニアリングで販売されているヴェルファイアはフロントマスクを覗いてほぼ、同一仕様です。
新車価格 | 321.3〜777.6万円 |
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中古車価格 | 139.6〜349.9万円 |
排気量 | 2.5〜3.5L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 3025mm×1580mm×1285mm |
燃費 | 9.4〜10.8km/L |
販売台数ではトヨタの兄弟車に大きく差をつけられているものの、快適装備では引けを取っていません。
2列目キャプテンシートと助手席には大型オットマンを装備、8人乗りベンチシートタイプでも2列目と3列目は中央席背もたれ部分を前倒させると大型アームレストになるなどパーソナルな空間を確保できる設計になっています。
オートエアコンは運転席と助手席、中央部分の3ヶ所で温度調整ができ、 高級車の象徴であるインパネ回りとステアリングの木目調パネルも忘れてはいません。直線的なデザインのエクステリアが好みのユーザーであればおすすめの1台です。
現行モデル3代目は2010年の発売とやや古いものの、2014年のマイナーチェンジでリフトアップを図り、国内最大面積を持つ迫力顔のフロントマスクになりました。
クロームメッキの水平基調はサイドウインドウとの統一感が図られており、フローティングルーフとのバランスも良く全体的にシャープなイメージを形成しています。塗装には擦った際に発生する小さなキズを時間の経過と共に自動修復するスクラッチシールドを全色に採用しています。
エルグランドが一定の人気を集めている最大の理由はフルサイズのミニバンでありながら走行性能が良いことです。エンジンを極限まで低くマウントし、ガソリンタンクは極薄にして床下にレイアウト、サスペンション回りを軽量化したことで低重心を実現しました。
ミニバンにも走行性能を求める点に日産らしさが感じられます。ハイブリッドシステムを搭載していないので燃費性能は良くありませんが、e-POWERを装備すればトヨタ兄弟車を脅かす存在になる資質を持ったVIPカーです。
新車価格 | 298.0〜393.6万円 |
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中古車価格 | 112.0〜349.0万円 |
排気量 | 2.0〜2.4L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2935mm×1560mm×1325mm |
燃費 | 12.6〜26.0km/L |
フルサイズの高級ミニバンは欲しいけれど、あの派手さがイヤ!というユーザーに最適の車種です。全幅は1820mmですが全高を1695mm(4WDは1715mm)に抑えており、ラジエターグリルはクロームメッキを多用しているものの水平基調にデザインして端正な顔立ちになっています。
あえてトヨタ兄弟車や日産エルグランドと競合せず、独自路線を歩むホンダらしさが感じられる高級ミニバンです。
ワイド&ローのボディフォルムを持ちながら車内空間を広く設計していることが大きな人気要因となっています。室内高1325mmはエルグランドよりも高い数値です。
2列目プレミアムクレードルシートは背もたれをリクライニングすると同時に座面前部が持ち上がり、オットマンやアームレストもついているので極上の快適空間が生まれます。その他、車内の3つの空間を適温にできるトリプルゾーンコントロールフルエアコンなど高級ミニバンと呼ぶに相応しい装備を持っています。
広い車内空間はホンダ独自のセンタータンクレイアウトによって実現しました。超低床型プラットフォームを採用してフロア下のガソリンタンクや排気系ユニットを極薄化、またハイブリッド車はパワーユニットを小型化することで空間を拡大しただけでなく低重心化も図られ、走行性能の安定性も向上しています。ほどよい高級感を備えた1台です。
かつてはラダーフレームを持つクロスカントリー車が代表だったSUVも現在はモノコックを使用し、快適性を重視したクロスオーバータイプが主役となっています。
とくにフルサイズのSUVは高級セダンに匹敵するラグジュアリーな装備となっており、その存在感も合わせて人気が高まっています。
新車価格 | 289.4〜446.0万円 |
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中古車価格 | 325.0〜404.0万円 |
排気量 | 2.2〜2.5L |
乗車定員 | 6〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2690mm×1540mm×1250mm |
燃費(WLTCモード) | 8.4〜12.7km/L |
マツダのフラッグシップモデルとなるSUVです。全長4900mm、全幅1840mm、全高1730mmの堂々としたボディに3列シートを備えており、室内はマツダの統一デザインによってジャーマンテイストの上質な空間にまとめられています。
また操縦性を楽しむためのドライバーズファーストの設計になっていることも特徴のひとつで、運転することが楽しくなる高級SUVです。
落ち着いた高級感のインテリアが人気理由のひとつです。インパネやドアトリムをブラックで統一、シートはディープレザーやピュアホワイトのナッパレザーを使用し、センターコンソールはピアノブラックやサテンクロームメッキで加飾してアクセントを加えています。
またグローブボックス上には薄板の積層をカットしてパネルにする「本杢(ほんもく)」が使われており、洗練された空間に仕上げられています。
SUVなので悪路走破性が高いのは当然ですが、いかにもフルサイズSUVらしさを感じさせるのがアクセサリーに設定されているトレーラーヒッチです。ボートなど750kg以下を積載できる被牽引車のことで、日本のアウトドアではほとんど見かけることがない装備をあえて用意しています。
いかにもヨーロッパ的SUVで、マツダ好き所有者の(たとえ使わなくても用意されているというだけで)優越感的心理をくすぐる点が隠れた人気要因です。
新車価格 | 323.0〜436.1万円 |
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中古車価格 | 95.9〜182.8万円 |
排気量 | 1.5〜2.0L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2520mm×1520mm×1230mm |
燃費 | 14.6〜25.8km/L |
ヴェゼルの好調な売れ行きで2年間販売を停止していたCR-Vが復活しました。2016年にはすでに5代目が登場していましたが、北米や東南アジアが販売先となっており、国内は未発売状態でした。
インテリアはホンダの上級セダンに匹敵するほど上質な空間にまとめられており、国産高級車に欠かせない木目調パネルも助手席側インパネやドアトリム、コンソールボックスにレイアウトされています。
3列目シートは大人2人が長時間乗るにはやや窮屈ですが、ちょっとした買い物や食事に出かける際には十分な空間を確保しています。レジャー使用が多いユーザーにおすすめの高級SUVです。
元来、スタイリッシュなSUVとして好評を得ていただけにネームバリューは強く、発売当初の2018年9月には月間販売計画の4倍に相当する約5000台を受注しました。
上級グレードには本革シートやハンズフリーのパワーテールゲートを標準装備しているといった装備の充実さに加え、ハイブリッド搭載車の走行性能が高いことも人気要因となっています。
2.0Lエンジンと組み合わせたホンダ独自のSPORT HIBRID i-MDDに使用されているH4モーターは最大トルク315N・m(32.1kgf・m)をスタート時から発揮するハイパワータイプのため、力強く滑らかな加速感を味わえます。
また4WDは旋回状態を検知するヨーセンサーとステアリングの操舵量を判断する舵角センサーが備わっており、その情報から前後輪のトルクを適切に配分するリアルタイム方式が採用されています。走行性能でも高級感を伝えるSUVです。
新車価格 | 353.8〜536.3万円 |
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中古車価格 | 175.0〜448.0万円 |
排気量 | 2.7〜2.8L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2520mm×1565mm×1240mm |
燃費 | 9.0〜11.8km/L |
ラグジュアリー感と走行性能を両立させたSUVの中でダントツ人気を保っているのがランドクルーザープラドです。
悪路走破性は兄貴分のランクル譲り、乗り心地はモノコックボディを使っていることから乗用車並、さらにフロントマスクの迫力顔と圧巻のボディサイズが加わり、高級SUV王者の地位に相応しい内容が揃っています。VIP気分を味わうには最適の1台です。
インテリアはアッパーとロア部分をブラウンのツートーンで配色、アクセントに木目調パネルと太いサテンシルバーのモールを使うといったトヨタお得意のラグジュアリーデザインを採用しており、日本人が畳の部屋に入った時のような「ホッ」とする居心地の良さがあります。
その中に快適性と最新技術を取り入れている点がいかにも日本の高級SUVです。
運転席と助手席にはベンチレーションと温熱機能が備わっており、フルオートエアコンは左右独立、3列目シートの背もたれを前倒させるとフルフラットなラゲージルームが出来上がり、寝具さえあれば車中泊も可能です。
搭載している直列4気筒2.8Lのクリーンディーゼルエンジンは水冷式のインタークーラー付きターボが装着されており、最大トルクは450N・m(45.9kgf・m)とハイパワーで、クロカンSUVをしのぐ動力性能を発揮します。都会でも自然の中のでも、強い存在感を示す高級SUVです。
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