大人数が乗れるSUVの良い点は車内空間が広いのでミニバンのように多目的に使えることです。市街地の細い道路では取り回しがやや悪いものの、その存在感は他車を圧倒します。
この記事では7人、8人が乗れるフルサイズの3列シートSUVをクロスオーバータイプとヘビーデューティータイプに分け、それぞれのおすすめポイントや人気の理由を記しました。ユーザーの好みや使用目的に合わせた人気車種が分かるようになっています。
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スタイリッシュなエクステリアと乗員の快適装備が充実したSUVです。オンロードの安定した走行性能に加えてオフロード走破性や荷物の収容能力にも優れており、市街地に似合うだけでなくアウトドアでも堂々とした存在感を示す車種に人気が集まっています。
新車価格 | 353.8〜536.3万円 |
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中古車価格 | 175.0〜448.0万円 |
燃費(JC08モード) | 9.0〜11.8km/L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2520mm×1565mm×1240mm |
最小回転半径 | 5.8m |
全長約4.8m、全幅約1.69m、全高約1.8mと国産SUVの中ではフルサイズのボディです。
迫力顔のフロントマスクやワイドに張り出した前後のフェンダーといったダイナミックなフォルムに加え、ランクルのクロスオーバータイプであるプラドのネームバリューは場所を問わず圧倒的な存在感を示します。もちろん外観だけでなく室内装備や悪路走破性も優れているところが最大の魅力です。
室内装備はトヨタらしいラグジュアリー感とアウトドアでも便利なユーティリティ性、道路状況を問わない乗員の快適性が揃っています。
グローブボックス上部やステアリングは木目調パネル、センタークラスター周囲はシルバーメッキパネルで加飾し、夜間になるとサイドステップやドアトリムなどに配置したイルミネーションが足元や手元を柔らかく照らしてくれます。
走行性能は先輩格となるランドクルーザー譲りだけにあらゆる路面で優秀さを発揮します。
オフロードでは荒れた岩地からぬかるんで滑りやすい路面までタイヤの駆動力や制動力を自動制御するマルチテレインセレクト、オンロードでは加速重視や燃費重視が選べるドライブモードセレクト、さらにオンロードからオフロードへ変わる時にスタビライザーの効力を外すKDSSシステムなどを備えています。市街地を出てオフロードを走りたくなる車種です。
新車価格 | 323.0〜436.1万円 |
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中古車価格 | 49.8〜179.8万円 |
燃費(JC08モード) | 15.0〜25.0km/L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2520mm×1520mm×1230mm |
最小回転半径 | 5.5m |
ヴェゼルのスタイリッシュなデザインを一回り大きくしたフォルムで、オフロードよりも都市圏の方が似合うクロスオーバーSUVです。3列シートは欲しいけれどミニバンのように家族の匂いが強い車種はイヤ、存在感のある便利な車種が欲しいという男性にぴったりです。
3列シート仕様はガソリンモデルだけに設定されており、4WDだけでなくFFも設定されています。オフロードに出かける機会が少ないユーザーはFFの方が経済的です。
2016年、ヴェゼルに吸収される形でいったんは販売終了しましたが、新型モデルが世界市場で好評なことから日本でも2018年8月に発売されました。現行モデル5代目は発売と同時に人気が集まり、1ヶ月で早くも月間目標の4倍となる約5000台を受注しています。
人気の要因はミドルサイズでありながらホンダ独自の技術で室内を拡大、3列シートを備えてユーティリティ性を高めたことにあります。
搭載しているエンジンは1.5Lのターボ仕様です。パワーユニットをコンパクトにしたことも室内空間の拡大につながっています。エンジン特性は中低速に重点を置いているため、悪路走破性や都市圏のSTOP&GOでもストレスを感じることはありません。
3列目はタイヤハウスが両側にあるのでややタイトではあるものの、座面下にスプリングを入れるなどして快適性を高めています。普段は2〜5人、たまにアウトドアレジャーで6〜4人が乗車するというユーザー向けのSUVです。
新車価格 | 319.6〜419.0万円 |
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中古車価格 | 325.0〜179.8万円 |
燃費(JC08モード) | 17.0〜17.6km/L |
乗車定員 | 6〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2690mm×1540mm×1250mm |
最小回転半径 | 5.8m |
全長約4.9m、全幅約1.8mの堂々としたボディサイズはランクルプラドをしのぐ大きさです。マツダは北米でCX-9を販売していますが、国内ではさすがに大きすぎることからCX-9とCX-5のプラットフォームを組み合わせて開発しました。
エクステリア、インテリアともにマツダの統一デザインを採用しており、ジャーマンテイストの高級感があります。上質な存在感をアピールしたいユーザーに最適の車種です。
フルサイズといってもボンネットを持つSUVはミニバンに比べて車内空間が狭くなるので、3列目シートはある程度犠牲になります。CX-8はタイトな空間となる3列目でもシートの質を他の列と同じに高めました。
背もたれにかかる体圧を分散、腰椎支持性を向上させたことにより体幹をしっかりと支えるシートになっています。3列目でも乗員の快適性が守られていることが人気要因の1つになっています。
都会的なフォルムを持つCX-8ですが、ハードな悪路でなければ未舗装路や雪道でも十分なパフォーマンスを発揮します。4WDシステムはマツダ独自のi-ACTIV AWDが採用されています。
ドライバーには感じ取れないほどのわずかなスリップでもセンサーが検知、駆動力を他のタイヤに与えて車体の安定を確保します。オフロードや雪道で大人数を乗せた時でも運転にゆとりを持つことができるSUVです。
新車価格 | 219.7〜363.8万円 |
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中古車価格 | 76.8〜249.9万円 |
燃費(JC08モード) | 16.4〜20.8km/L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2555mm×1535mm×1270mm |
最小回転半径 | 5.6m |
フルサイズに近いボディを持ちながら比較的価格が安く、しかもハイブリッド仕様であれば燃費もいいので予算は少なめ、維持費も低く抑えたいユーザーにおすすめのSUVです。
ただし、価格が安くても走行性能や室内装備は上位モデルと遜色ありません。3列目シートはさすがに狭くなりますが、6〜7人乗車時でもトランクルームをしっかりと確保しており、床面は防水加工になっているので雪や泥に汚れたままの荷物でも気にせず積載できます。
アウトドアレジャーやスポーツが楽しくなるSUVです。
価格や燃費の他に、アウトドアレジャーやスポーツでの実用性の高さも人気につながっています。シートには防水加工がしてあるので濡れたままのウェアで乗ってもシート地を傷めることがありません。
1列目と2列目のシートにはアウトドアで冷えた身体をすばやく温めるクイックコンフォートシートヒーターが設定されています。
またインテリジェントキーを身に着けていればつま先をボディ下に差し込むだけでバックドアが開くリモコンオートバックドア機能もあるので、両手に荷物を持っていてもスムーズに積み込むことができます。
4WDにはインテリジェント4×4が採用されています。これは各種センサーの情報をコンピューターが瞬時に解析して各タイヤの駆動力を適切に制御するシステムです。
前100:後0のFF状態から瞬時に前50:後50に変えることができるので、ドライバーはどのような道路状況でも駆動力の心配や操作をしなくても済み、安心して運転できます。オンロードからオフロードまでオールラウンドに活躍するSUVです。
ボディ形状から走行機能までオフロードを主体にしたSUVで、クロスオーバータイプよりも悪路走破性が優れています。
3列シートを備えた車種は必然的にボディサイズが大きくなるので都市圏での走行にはあまり向いていませんが、アウトドアでは高いポテンシャルを発揮します。
新車価格 | 240.8〜405.5万円 |
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中古車価格 | 136.0〜269.9万円 |
燃費(JC08モード) | 10.6〜13.0km/L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2915mm×1505mm×1310mm |
最小回転半径 | 5.6〜5.7m |
オフロードを走れるミニバンが欲しいというユーザーにぴったりの車種です。ミニバンは車内空間が広いので、オフロードを走ると路面からの激しい突き上げでモノコックが損傷したり乗員の快適性が極端に低下しますが、デリカD:5は最初からオフロード走行を目的としているため、悪路走破性が高く乗員の快適性を確保します。
ミニバンなので3列目シートに余裕があり、3人がけができる点も大きな魅力です。
デリカD:5はマイナーチェンジを繰り返しているものの、その基本設計は販売時の2007年と変わりありません。それでも月間約1000台ペースで売れ続けているミニバンSUVです。
人気の要因は高い悪路走破性です。ラリーで鍛えた4WD技術のAWC(All Wheel Control)を採用しており、4輪を電子制御してトルクと制動力を的確に配分、さらにドライブモードセレクターでは4WDロックも選べるのでかなり激しい悪路でも走行可能です。
この走行性能を支えるモノコックにはリブボーンフレームが入っています。動物の肋骨に似た形状で内部空間の大きい旅客機の剛性向上にも使われている構造です。
ボディのアプローチアングルは23.5度、デパーチャーアングルは22.5度と深く取ってあるので雪道や未舗装路の急坂でも比較的ラクに走行できます。子供と一緒にオフロードへ行けば確実に喜ぶ顔が見られるミニバンです。
新車価格 | 327.7〜495.1万円 |
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中古車価格 | 64.0〜292.9万円 |
燃費(JC08モード) | 8.0〜10.0km/L |
乗車定員 | 7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2535mm×1525mm×1235mm |
最小回転半径 | 5.7m |
世界でもトップクラスの過酷なラリーレイドと言われているダカールラリーに何年も連続して参加、市販車無改造部門では優勝回数9回の実績を持つSUVです。
基本設計こそ2006年と古いものの、その後、マイナーチェンジを繰り返して改良を加えており、熟成された車種になっています。岩場が続く荒地や砂地の多い場所へ頻繁に大人数で出かける冒険心の強いユーザー向きです。
4WDシステムにはスーパーセレクト4WDUが採用されています。4パターンのモードを搭載しており、オンロードで低燃費を実現する後輪駆動の2Hからセンターデフをロックしてローギアードに設定する4LLcまで装備しており、路面状況に合わせて任意で選ぶことができます。
搭載しているエンジンでトルクフルなのはクリーンディーゼルです。3.2L直列4気筒にターボチャージャーとインタークーラーを装備、最大トルクは441N・m(45.0kgf・m)を2000rpmという低回転域で発揮します。
3列目シートは3人が乗れるベンチ式になっており、使用しない時は床下に収納可能で広い荷室空間を作り出すことができます。
USBポートはグローブボックス内、最大1000Wまで使用できるAC100Vのアクセサリーソケットはリアクォータートリムに設置してあります。基本設計は古くても依然として人気のあるフルサイズSUVです。
新車価格 | 473.9〜684.7万円 |
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中古車価格 | 238.0〜538.0万円 |
燃費(JC08モード) | 6.7〜6.9km/L |
乗車定員 | 5〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2690mm×1640mm×1200mm |
最小回転半径 | 5.9m |
初代BJ型から数えると70年近い歴史を持つ長いブランドで、一貫してヘビーデューティー仕様であり続けていることが最大の特徴です。
現行モデル200系はオフロードに強いラダーフレームを採用しながらもサスペンションや走行機能に幅を持たせ、悪路走破性に加えてキャビンの快適性を高めています。実用性だけでなくSUVで最高の車種に乗りたいという欲求を満足させたいユーザーにぴったりの1台です。
ランドクルーザーは約100カ国で販売されており、世界的な年間目標台数は10万台といわれています。「ランクル」の通称は国内だけでなくワールドワイドなブランドです。
この人気を支えているのは量販されているフルサイズSUVでトップクラスの悪路走破性と耐久性を持っていることです。
5つのモードを備えてあらゆる路面状況に対応するマルチテレインセレクト、4つのカメラで車体周囲を映してモニターに表示するマルチテレインモニター、ステアリング操作だけで極低速走行が可能なクロールコントロールなど、トヨタの最新技術が投入されています。
ねじり剛性にも優れている強靭な骨格のラダーフレームに加え、リアには傾斜に強くシンプルな構造のトレーリングリンク式サスペンションを採用しています。
3列目シートはタイヤハウス後部に座面がレイアウトしてあるので3人乗車でも十分なスペースがあります。まさにSUVの王者と呼ぶに相応しい風格を持った車種です。
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