家族が5人になると車選びは悩みのタネになります。広い車内は欲しいけれど維持費が高ければ生活を圧迫するし、主に運転するのがパパとママでも車種選択が違ってきます。
迷うのは当然ですが、どの車種を選んだところでメリットとデメリットはつきまといます。5人家族に最適の車種は子供の安全を最優先に考え、年齢構成を基準に選択するのがベストです。
この記事では子供の年齢を乳児〜幼児、小学生〜中学生、中学生〜高校生に分け、その子供たちが安全で楽しいカーライフを送れる人気車種を紹介、家族構成にぴったりの車種が分かるようになっています。
なお、7歳未満の乳児や幼児はチャイルドシートの着用が義務となっています。子供の安全のためにも必ず遵守してください。
乳児と幼児を含めた5人家族で、もっとも忙しいのはママです。車に乗っている時でさえ世話をする必要があり、しかもパパがいない時は買い物や幼稚園の送り迎えなど子供を乗せて運転しなければなりません。
したがって、この年齢の子供を抱えている5人家族に最適なのは運転しやすいことに加え、チャイルドシートを設置して子供2人の乗車が可能、しかも乗降しやすい車種です。
新車価格 | 188.0〜315.2万円 |
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中古車価格 | 79.0〜199.8万円 |
燃費 | 17.6〜27.2km/L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 3045mm×1455mm×1275mm |
スライドドア開口幅(両側) | 650mm |
全幅1695mm全長4265mmのコンパクトサイズでありながら3列シートを備えたミニバンであることが大きな特徴です。
2列目シートに左右分割のキャプテンタイプを選べば1列目から3列目までウォークスルーが可能になるので、助手席のママが2列目のチャイルドシートに座る乳児、3列目に座る幼児まで車外に出ることなく世話をすることができます。5人家族でも長距離ドライブが可能な車種です。
車内のユーティリティ性に加えて運転のしやすいことが人気要因です。ホイールベースが2740mmと短いため最小回転半径は5.2mに抑えられており、縦列駐車や都市圏の細い道路でもスムーズに運転できます。
インテリアではメーターパネルをダッシュボード先端に設置したことで視線移動が少なくなり、ルーフとの継ぎ目を改良したフロントウインドウは見上げ角度拡大を実現、前方視界を広げています。
コンパクトミニバンのショートホイールベースは重心位置が高くなりがちですが、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用しているので低重心化が図られており、高速道路の横風やコーナーの多い道路でも安定した走行ができます。
ハイブリッドシステムはJC08モード27.2km/Lを記録しており、家計にもメリットを与えてくれる車種です。
新車価格 | 177.6〜253.2万円 |
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中古車価格 | 109.8〜159.8万円 |
燃費 | 15.4〜28.8km/L |
乗車定員 | 5〜7名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2535mm×1470mm×1280mm |
スライドドア開口幅(両側) | 665mm |
フリードと同じくコンパクトサイズのミニバンで3列シートを備えています。大きく異なるのはエクステリアで、ミニバンの常識である平面構成のハコ型という常識を覆し、曲面構成にしてフェンダー回りに樹脂モールを配置していることが特徴です。
トレッキングシューズをモチーフにしたというユニークなフォルムは個性を求めたい子育てパパだけでなく、小さな子供も乗るのが楽しくなるはずです。
ユニークなフォルムに反して室内はトヨタの真面目さが満載されています。スライドドア幅は665mmと広く、フロア床の地上高は330mmと低く設計されており、セカンドシート回りにはアシストグリップが3ヶ所に設置されているので小さな子供や高齢者でもラクに乗降できます。
また2列目シートは背もたれと座面がたためるタンブル機能付きです。スライドドアを開けて座席をワンタッチでたためば3列目シートへのアクセスがスムーズに行えます。
意外に便利なのがハイブリッド搭載車に設定されたインパネ下部とラゲージルームにあるAC100Vのコンセントです。家庭用と同じ電圧で1500Wまで使用できます。
家族でアウトドアレジャーに出かけた時だけでなく停電時でも家電製品が使えるため、非常時に大変役立ちます。近場の買い物からアウトドアのレジャーまで家族5人で活用できるコンパクトミニバンです。
新車価格 | 148.7〜182.7万円 |
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中古車価格 | 52.4〜139.0万円 |
燃費 | 16.0〜22.2km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2160mm×1420mm×1380mm |
スライドドア開口幅(助手席側) | 1020mm |
2列シートですが、運転のしやすさと室内ユーティリティ性、スライドドア開口幅の広さが特徴の2BOXハッチバックです。ボンネットとキャビンをはっきりと分けたフォルムでありながら、助手席側には大開口のスライドドアが採用されました。
開口幅はコンパクトサイズ最大の1020mm、開口高は1250mmあり、子供を抱いたままの状態でもスムーズに後部席へ移動できます。後部席は4:6の左右分割なので乳児用チャイルドシートを設置しても7歳以上の幼児2人であれば十分な空間を確保できます。
ボンネットがあると運転席から車幅感覚がつかみやすく、全長は3995mm、ホイールベースが2600mmと短いので運転しやすいことが人気要因につながってます。最小回転半径は5.0mとコンパクトミニバンよりさらに小さくなっており、縦列駐車やバック駐車も比較的簡単に行えます。
室内はかなり個性的でトヨタの中でも異色の存在です。インパネ回りはアイボリーとレッドのツートーンで配色、操作スイッチとメーターやディスプレイをセンター縦にレイアウトし、操作性と視認性を高めています。子育てママ向きのインテリアといえます。
後部席は2列シートのメリットを活かして足元にたっぷりの余裕を作り出しました。助手席背もたれはテーブル形状になっており、700mmのスライド幅があるのでチャイルドシートに乗せた乳児を広いフロアで世話することが可能です。主に買い物や子供の送り迎えなどに使いたい子育てママにおすすめの1台です。
子供が小学生から中学生ぐらいになると乗車中こそ世話はかからなくなるものの、行動が活発になって眼が離せない存在になるため、乗降の際は周囲に迷惑がかからないスライドドアであることは必須です。
子育てママも運転に慣れてきているはずなので、室内が広くユーティリティ性の高い5ナンバーサイズのミニバンがおすすめの車種です。
新車価格 | 244.0〜343.6万円 |
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中古車価格 | 114.8〜208.8万円 |
燃費 | 15.0〜26.2km/L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 3240mm×1545mm×1400mm |
パワーユニット | シリーズ式ハイブリッド |
活発な子供と一緒に楽しめる便利な機能が満載されていることに加え、操縦性に優れていることが特徴のミニバンです。
e-POWERとネーミングされたシリーズ式ハイブリッドはエンジンでモーター駆動の電力を発電するシステムで、走行中はEV(電気自動車)と同じくアクセルがモーター駆動と直結するため、ワンペダル操作で加速と減速が行えます。
メーカーオプションのプロパイロットを装備すれば高速道路や自動車専用道路での運転がさらにラクになります。
多彩なシートアレンジとユーティリティ性が大きな人気要因となっています。2列目シートは690mmのロングスライドが可能なので快適空間が広がり、子供が着替えられるほどのフロア面積を作り出せます。
3列目シートへスムーズに乗降できることも特徴のひとつです。2列目シートが横にスライドでき、シートベルトは背もたれショルダー部分に内蔵されているのでチャイルドシートを装着している場合でも3列目へ簡単にアクセスできます。
バックドアにもユーティリティ性が装備されています。上部だけを開閉できるデュアル式になっており、小さな荷物の積み下ろしやバックスペースがない時に大変便利です。
その他、挟み込み防止機能がついたハンズフリーのオートスライドドアなどがあり、子供たちと一緒にロングドライブへ出かけるのが楽しみになる車種です。
新車価格 | 246.6〜326.9万円 |
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中古車価格 | 119.5〜225.9万円 |
燃費(JC08モード) | 16.0〜23.8km/L |
乗車定員 | 7〜8名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2930mm×1540mm×1400mm |
パワーユニット | シリーズパラレル式ハイブリッド |
やんちゃ盛りの子供たちに父親的存在をアピールしたい子育てパパにぴったりの1台です。
バッジエンジニアリングで販売されているミニバン3兄弟車の中で、もっとも迫力顔のフロントマスクを持っていることが特徴で、インテリアもスパルタンな雰囲気のブラックを基調としています。
ただし、ボディサイズや室内装備は他の2車種と変わりありません。子供たちが快適に過ごせる機能を十分に備えているので優しい父親の面も十分に示すことができます。
他の2車種と差異化を図るためにフォルムを男性好みにしていることが人気要因です。シャープなヘッドライトとポジションランプにラジエターグリルをワイドにデザイン、シルバーメッキモールで縁取りしたことでどっしりとしたイメージのフロントマスクに仕上がっています。
またボディカラーもメタリックの中でキラキラ光るイナズマパーキングブラックガラスフレークなど派手系が揃っています。
室内装備は子供から大人まで快適に過ごせる機能が備わっています。フルオートエアコンは左右独立で調整でき、乗員が少ない時はドライバー部分だけの空調も可能です。
オプションには後部席も適温にできる後方空調システムが用意されています。挟み込み防止や予約ロックの機能がついたパワースライドドアはスマートキーを所持していればワンタッチで開閉できることに加え、運転席のスイッチでも操作可能です。
ハイブリッド搭載車を選択すれば燃費効率も高く、子供だけでなくママにも優しさをアピールできるミニバンです。
新車価格 | 274.8〜308.8万円 |
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中古車価格 | 149.0〜265.9万円 |
燃費(JC08モード) | 17.6〜24.2km/L |
乗車定員 | 5〜6名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2850mm×1505mm×1230mm |
パワーユニット | パラレル式ハイブリッド |
子供たちのために3列シートは欲しいけれど、どうしても家庭の匂いが強いミニバンは好きになれない!というユーザーは意外に多くいます。そんなユーザーにぴったりなのがジェイドです。
ステーションワゴンの低いボディフォルムに3列シート6人乗りを用意しており、ユーティリティ性に加えて走行性能を重視していることが特徴です。後部ドアはスライド式ではなくヒンジ式になりますが、子供の乗降の際に注意すれば他車や周囲に迷惑をかけることもなく、また子供に乗車の際のマナーを教えることもできます。
全幅1775mm全長4660mm全高1530mmというワイド&ローのボディフォルムに足回りを強化したスポーティな走行性能が人気要因です。
低い全高は室内空間を狭くしてヘッドクリアランスの余裕がなくなるものの、そのスタイリングにはミニバンらしさがまったくなく、センターピラーからルーフエンドまでの流麗なラインはクーペのようにスタイリッシュです。またほとんどの立体駐車場に入庫できるのもメリットのひとつです。
ハイブリッド仕様はホンダ独自のパラレル方式で、クラッチによって駆動モーターとエンジンが連動する仕組みになっています。
パワーユニットをコンパクトにできる上、モーターとエンジンの両方を同時に作動できるので停止状態から力強い加速感を味わえます。もちろん充電状態次第でEV走行も可能です。ドライバーだけでなく、同乗する子供に車の楽しさや爽快感を与えることができる車種です。
子供も中学生以上になれば世話をする必要もなくなるので、車は5人が余裕を持って乗れる車内空間があれば条件を満たすことになります。
それまで家族のために欲しい車を我慢していた父親も5人乗車が可能であれば、好きな車種を選ぶことができます。
新車価格 | 329.8〜434.1万円 |
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中古車価格 | 249.0〜348.3万円 |
燃費(JC08モード) | 28.4〜33.4km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2030mm×1535mm×1185mm |
荷室容量 | 524L |
子供が大きくなったら大人のセダン!と思っていたユーザーに最適の1台です。現行モデル10代目は2017年10月にフルモデルチェンジを実施、北米販売を中心としたトヨタの世界戦略車だけにクラウンよりも大きなボディで登場しました。
エクステリアは躍動感のある端正なノッチバックスタイルでフロントマスクにはアイコンのキーンルックを採用、アッパーグリルを薄型にしてシャープなイメージにまとめています。子供のオフィシャルな行事で送り迎えする際でも十分に映える車種です。
全長4910mm全幅1840mmと国内セダンではトップクラスのサイズによる室内空間の広さと快適性が人気につながっています。後部席は身体が大きくなった子供3人が乗ってもゆったりと座れる幅があり、前後席間距離は足が組めるほどの余裕があります。
ラゲージスペースはゴルフバッグ4個が積載できる524Lの大容量で、6:4分割式の後部席背もたれを前倒させるとラゲージスペースとスルー状態になり、長尺物も積載できます。
コンソールボックス後部とトランクルームには家電製品が使えるAC100Vのコンセントが設置されています。非常時給電システム付きで1500Wまで使用可能です。
セダンでありながら、意外とユーティリティ性に優れていることも特徴のひとつです。スマートキーを車が検知するとブルーの車内照明が点灯するなど大人用の演出機能もしっかり備えており、子供たちがちょっと背伸びして乗りたくなるセダンです。
新車価格 | 280.8〜309.9万円 |
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中古車価格 | 98.0〜241.9万円 |
燃費(JC08モード) | 14.4〜18.6km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 2110mm×1545mm×1270mm |
荷室容量(後部席使用時) | 520L |
子供が大きくなってくると家族で出かけるアウトドアレジャーもキャンプやスキーなどアクティブなタイプに変わってきます。そんな時に役立つのがSUVです。
フォレスターはスバル独自の水平対向エンジンを搭載、常時4輪を駆動させるAWDシステムなので高い悪路走破性を発揮します。室内のユーティリティ性も充実しており、家族5人でアウトドアに出かけても快適に過ごせる車種です。
2018年6月にフルモデルチェンジを実施、現行モデルは5代目となりました。最近のスバル人気やSUVの流行が追い風となり、月間販売計画の約5倍となる台数を受注しました。またスバルの統一デザインであるDYNAMIC&SOLIDのエクステリアは2018年のグッドデザイン賞に選ばれています。
アウトドアに強いスバルだけに、走行性能だけでなく使い勝手に優れていることが人気につながっています。
カーゴルームには濡れたウェアをかけておくリアゲートフックや左右2ヶ所にDC12V120Wの電源ソケットなどを装備、後部席にはUSB電源が2ヶ所あり、ドライブ中でも子供たちがタブレットやスマホのバッテリー残量を気にせず楽しめます。
今回のモデルチェンジはかなり大掛かりで、プラットフォームは新型のSUBARU GLOBAL PLATFORMを採用、エンジンは従来の2.0Lから2.5Lに拡大され、操縦性能とパワーが向上しています。
スバルがe-BOXERと呼ぶハイブリッドシステムを投入したことも新型の特徴で、モーターアシストによる走行性能はガソリンエンジン仕様よりも上回っています。スバルのSUVフラッグシップモデルに相応しい内容を備えた車種です。
新車価格 | 282.9〜419.0万円 |
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中古車価格 | 115.8〜〜269.8万円 |
燃費(WLTCモード) | 14.2〜19.6km/L |
乗車定員 | 5名 |
室内の広さ(長さ×幅×高さ) | 1960mm×1550mm×1170mm |
荷室容量(後部席使用時) | 506L |
大人の雰囲気は外せないけれど家族5人で出かける時は荷物をたっぷり積みたい、そんなユーザーに最適な車種です。
マツダのフラッグシップとなるステーションワゴンだけにボディデザインから快適装備まで充実しており、家族全員が乗った時のロングドライブも苦になりません。
またマツダ車はドライバーファーストの設計を取っているので、家族が乗らない時には爽快な走行を楽しむことができます。1台でいろいろな使い方ができ、しかも満足できる性能を備えています。
マツダの統一デザインは躍動感を強く表現しており、実用的なステーションワゴンも例外ではありません。2018年6月に大幅改良を実施、エクステリアも一部改良されています。
マツダのアイコンであるヘキサゴングリルに薄型ヘッドライトを組み合わせたホークアイと呼ばれるフロントグリルはさらにシャープなデザインになり、ボンネットに刻まれたプレスラインが直線的な力強さを示しています。
インテリアは品格ある大人に相応しい上質な素材とセンスでまとめられています。
特殊な木目を持つ木杢パネルを助手席グローブボックス上やドアパネルに配置、日本的な優雅を取り込むと同時に上級グレードには東レが開発した新素材の「ウルトラスエード ヌー」を使用しています。子供たちに上質なラグジュアリー感を教えられるステーションワゴンです。
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