三菱車の寿命・耐久性
〜 販売車種と販売網の少なさが大きな欠点 〜
三菱は日本でもっとも古くから自動車を作っていたメーカーです。
名前こそ三菱重工業と自動車の名前が入っていませんが、1917年には三菱造船神戸造船所で三菱A型自動車を手作りで完成させています。
1950年にはカイザーJというアメリカのスタンダードセダンを、1953年にはジープをライセンス生産しており、車の製造に関しては国内でもっとも優れた技術力を持っていました。
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もっとも、日本の経済成長の中核に位置していた三菱重工業から見れば「自動車部」と揶揄あれるほど規模が小さく、企画や製造・販売にたいして力を注いていなかったことから、トヨタ、日産に抜かれ、業界第3位の位置を長らく保持していました。
三菱車の技術力を世に知らしめたのは、なんといってもパジェロのパリダカールラリーでの輝かしい戦績です。
このラリーは名称を変えながら35回開催されていますが、そのうちパジェロは7連勝を含む12勝を挙げています。
また世界ラリー選手権では、ランサーエボリューションシリーズがスバル・インプレッサとライバル関係を築き、エボ6.5はスバルを押さえて4年連続チャンピオンに輝くなど、高い技術力をアピールした時代もありました。
この三菱の信頼性が急落したのは、やはり2000年を皮切りに発覚した乗用車、トラック、バスの大規模なリコール隠しです。
すでにこの年、販売台数でホンダに抜かれ、業界4位に落ちていましたが、この不祥事によってさらに売上げが激減、工場閉鎖や販売チャンネルの閉鎖という事態にまで陥りました。
2005年、三菱グループの三菱重工業、三菱商事、東京三菱銀行の支援によって三菱自動車再生計画が発表されましたが、現在のラインナップを見ると寂しい限りです。
唯一活気があるのはSUVで、RVRシリーズとアウトランダー、パジェロがありますが、その他のカテゴリーでは軽自動車にeKスペース、セダンではギャランフォルティス、コンパクトカーではミラージュ、ミニバンではデリカD:5シリーズしかありません。
セダンに高級車のディグニティとプラウディアがありますが、これらは日産のOEM供給です。
ラリーで輝かしい戦歴を誇った車のメーカーだけに寿命・耐久性は高いポテンシャルを持っており、国内メーカーで始めて最長10年10万qの特別保証をつけるなど期待値は高いものの、購入対象車種が少ないこと、国内販売網が少ないことはなにより大きな欠点です。
現段階では寿命・耐久性に対して低い評価となってしまうのが、三菱自動車の現状です。
評価はあくまでも筆者の個人的な見解であり、必ずしも的を得ているとはかぎりませんので、最終的にはご自分のお考えで判断していただきたいと思いますm(_ _)m
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