8ナンバー車というのは、特殊用途自動車と呼ばれるもので、クレーン車であったり消防車、警察車両であったり、福祉車両やキャンピングカーにこうしたナンバーが与えられるのですが、特殊な利用車両であるため税金や保険が非常に安くなっています。
したがって、本来は3ナンバーになるはずの外車の大型ワゴンなどを業者の協力を得て、何とか8ナンバーで登録して乗るといったケースも結構目立っています。
しかしこうした8ナンバー取得をしたクルマの任意保険加入というのは予想以上に難しいことになるので、十分に注意が必要となります。
通常の保険会社では等級制度がまず存在しないケースがあり、8ナンバー車の任意保険を扱わない保険会社も多く存在します。
基本的には外資系の保険会社やJA共済のようなところは扱っていないのが現状であり、国内の損保に相談することになります。
ただ、こうした節税もしくは脱税目的のクルマの任意保険加入は監督官庁からの要請もあり、積極的に扱わないのが保険会社の基本スタンスであるため、実際に保険会社がその車両自体を確認し、写真撮影し、車両の使用目的や用途を確認した上で、社内的にそれを稟議にかけてはじめて契約を結ぶことができるものとなるのです。
例えば、車検の書面上街宣車として登録してまんまとナンバー取得ができたとしても、その用途に適合したクルマになっていないと任意保険の加入ができないということになってしまいます。
ですからキャンピングカーのように本来の目的が合致しているものや、福祉車両として胸を張って登録できるものは問題ありませんが、単なる節税で8ナンバーを取得しているものは、相当問題になることだけは覚悟をしておかなくてはなりません。
仮に中古でそうしたクルマを取得した場合には、前のオーナーがどこの保険会社で任意保険に加入していたのかまで含めて確認をしておく必要があります。
自ら8ナンバーで登録した場合には、こうした問題にどう対応するか、正直なところ保険会社にあたってみないとどうなるかは判らないことになってしまいます。
ナンバー取得は民間車検場もあるので比較的簡単なようですが、任意保険に加入できるところまで面倒を見てもらえる業者がいないと、なかなか厳しい交渉になりそうです。
ネットで加入できる保険では、こうした8ナンバー車の加入は相当慎重に話を進める必要がありそうですね。
実際に門前払いを食らうケースは相当あるようですから、車検を取り直さない限り任意保険に入れないクルマになってしまうリスクさえあるのです。
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