自動車保険の保険料の算定は、なかなか複雑で、契約者の等級、年齢に加えて、クルマの種類もその保険料に大きな影響を与えるのです。
これを車両料率クラスと呼んでいますが、正確に言えば、クルマごとの型式によって設定された料率クラスというものがあります。
この車両(型式別)料率クラスは対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険、搭乗者保険、車両保険の各項目で設定されています。
この各項目は1から9までの料率が割り振られ、1年ごとに数値が更新されることになります。この数字は小さいほど保険料は安く、大きくなると保険料は高くなります。
外国製のスポーツカーはスピードもでますし、稀少の存在で事故の場合の修理代も高いので、多くのクルマが9の数字を与えられていますが、逆に軽自動車は相対的に事故のリスクが低いため数字は小さくなっています。
これは事故の実績ベースで更新されていきますので、同じブランドのクルマでも大排気量のスポーツタイプの型式はクラスが高く、ファミリータイプの省エネエンジン搭載車は低いといった、歴然たる評価の差がでてくることになるのです。
なにしろ事故ベースですから、 反論のしようがない事実ということになってしまいます。
具体的には料率クラス最低の1と最高の9ではほぼ4倍の料金差があると言われています。
1から2に上がる程度は1.2倍の高さですが、5になるとほぼ1.9倍、6が2.4倍、7で3倍といった具合に料金は上がってくることになります。
稀に前年よりもこの料率クラスが下がるというケースもありますが、こうしたクルマはかなりのレアケースだと思ったほうがいいでしょう。
対人、対物、人身傷害、搭乗者、車両と個別項目ごとの数値は必ずしも横並びではなく、事故は少なくても価格の高いクルマは車両保険の料率が9になっていたりということになりますので、設定はクルマごとにまちまちといえます。
こうした車両データは業界横並びで利用していますので、保険会社によって飛びぬけて料率が異なるということはないようです。
ただし、その料率を受けての保険料は各社の判断になりますので、微妙に異なることとなっていきます。
特に車両保険では結構金額の異なる見積もりがでてくることもありますので、競合で複数の見積もりを取ってみるのがなんといってもお勧めです。
正確にこの数字を知りたい場合には個別に保険会社に問い合わせれば、どの会社であっても項目ごとにしっかりとその数字を開示してくれます。
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