写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | ||
車名 | C-HR | ||
JC08モード燃費 | 15.4〜30.2km/L | ||
エコカー減税 | 20〜100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4360mm | 1795mm | 1550mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1800mm | 1455mm | 1210mm | 1196〜1797cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
251.6〜290.5万円 | 190万円〜300万円 |
目次
C-HRはトヨタの新世代プラットフォームTNGAを採用したオンロードタイプのクロスオーバーSUVです。
ヨーロッパのサーキットや街並みをテスト走行して開発したしなやかな足回りと躍動感のあるシャープなボディフォルムが大きな特徴となっています。
エクステリアはこれまでのトヨタ車にないアグレッシブなフォルムとなっています。
ラフスケッチをそのまま実現したようなデザインで、フロントマスクは最近のトヨタのアイコンとなっている台形ロアグリルをレイアウトしているものの、ヘッドライト内にクリアガラスのウインカーを埋め込み、ラジエターグリルからボディサイドまで回りこませたシャープで先鋭的な顔つきになっています。
リアアングルはフェンダーが大きく張り出し、サイドガラスの面積を小さくしたことによって強い塊感を打ち出しています。
後部ドアのハンドルは埋め込み式、リアスポイラーはルーフラインと一体化させるなど細部まで凝った作りになっており、どのアングルから見ても存在感をアピールしています。
TNGA(Toyota New Global architecture:トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)はトヨタがこれからの車種のために開発した新世代プラットフォームで、「乗り降りや運転のしやすさ」を最優先課題としており、その第1号車としてプリウス4代目が開発されました。
C-HRは第2号車でハイブリッドシステムこそプリウスと共通のユニットになっていますが、足回りはまったくの別物になっています。
トヨタはC-HRのプロトタイプをヨーロッパに持ち込み、テストサーキットとして有名なニュルブルクリンクや石畳の街並みなど約10万kmを走行してサスペンションの開発を行なっています。
その結果、フロントにはトヨタ車の標準的なサイズを超えた大径スタビライザーを採用してロール剛性を高め、SUV特有の横揺れを抑制させています。
またリアにはアッパーサポートの緩衝材にトヨタとしては初めてウレタン材を使い、高周波域での低動バネ化を実現しました。
連続する凹凸のオフロードや段差のある道路でもしなやかでフラットな乗り心地が確保されています。
インテリアはクロスオーバーSUVとは思えぬほど洗練されたデザインでまとめられており、トヨタ車特有の華美な加飾はなく、ブラックやブラウンといったシックな配色の中に水平基調のシルバーモールがレイアウトされているだけです。
スイッチ類の大きさや配置、操作性などはほとんどレクサスに匹敵するほどの高級感を備えています。
後部席はエクステリアで絞り込まれているだけに快適性は乏しく、3人が乗車できるスペースを確保しているものの、実質的には大人2名の空間しかなく、しかもリアクォーターガラスの面積が小さいので圧迫感もあります。
後部席の居住性が悪いことはトヨタも最初から想定していたことで、デザインを優先することで後部席の居住性を犠牲にしたといえるでしょう。
ただし2名乗車、または4名乗車と割り切ればユーティリティ性はけっして低いわけではなく、後部席は6:4の分割式で通常時のラゲージ容量は318Lしかありませんが、後部席背もたれを前倒させた時のフルラゲージ容量は1112Lまで広がります。
C-HRはハイブリッド仕様とガソリンエンジン仕様が設定されていますが、どちらも同じ容量を確保しています。
衝突回避支援パッケージのToyota Safety Sense Pが全グレードに標準装備されているのは評価すべき点といえます。
単眼カメラとミリ波レーダーの併用による検知システムは前方走行車や障害物だけでなく歩行者までを認識、衝突の危険性を察知した時は警報ブザーとディスプレイ表示でドライバーに注意を促し、ドライバーがブレーキを踏めた場合はプリクラッシュブレーキをアシスト、踏めなかった場合は強制的にブレーキを作動させます。
また単眼カメラは道路上の白線や黄線も認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線から逸脱する可能性がある場合、つまりよそ見や居眠り運転をして蛇行走行していると警報ブザーとディスプレイ表示で注意を喚起、さらに電動パワーステアリングを制御して車線逸脱回避をサポートします。
その他、夜間の歩行者の早期発見につながるオートマチックハイビームや先行車との車間距離を保つレーダークルーズコントロールなどの機能もあり、ドライバーの安全運転に大きく貢献するシステムとなっています。
トヨタC-HRは発売開始から約1年半後の2018年5月、最初のマイナーチェンジが行なわれました。
前年11月に登場した特別仕様車「LED Edition」に装備されていた、すべての光源をLED化した大型ヘッドランプ(オートレベリング機能付Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDデイライト)を「G」グレードと「G-T」グレードに標準装備したほか、ボディカラーや価格の変更もあったのですが、とくに注目されたのが1.2Lターボエンジンと2WDを組み合わせたモデルが追加されたことです。
それまで、C-HRには4WDのターボモデル(1.2Lターボ)と、2WDのハイブリッドモデル(1.8Lハイブリッド)という2つのラインナップがあったのですが、2018年5月に2WDにも1.2Lターボが追加されたことで、ユーザーにとっては選択肢が増えました。
C-HRのグレードはわかりやすく、「G」と「S」にそれぞれターボモデルである「G-T」と「S-T」があるのみとなっています(SとS-Tには、“LED Package”も出ています)。
グレード | 駆動方式 | エンジン | 燃費 |
---|---|---|---|
G | 2WD | 1.8L+モーター | 30.2km/L |
S | 2WD | 1.8L+モーター | 30.2km/L |
G-T | 2WD | 1.2L直噴ターボ | 16.4km/L |
4WD | 15.4km/L | ||
S-T | 2WD | 1.2L直噴ターボ | 16.4km/L |
4WD | 15.4km/L |
最近はSUVでも燃費のよさが重視されるようになっていますが、C-HRでもっとも低燃費なのは、もちろんハイブリッドのGグレードとSグレードです。
JC08モード燃費は30.2km/Lで、国産SUVの中でもトップクラスの数字を誇ります。
実燃費を調べたランキングでも、C-HRのハイブリッドは1位に輝いていることが多いため、燃費のよさで選ぶならGもしくはSの二択です。
一方、ターボモデルの燃費は4WDで15.4km/L、2WDで16.4km/Lとなっています。2WDほうがわずかにいいですが、いずれにしてもハイブリッドには遠く及びません。
これは、C-HRのターボモデルが、最近の車としてはめずらしくアイドリングストップを装備していないことも関係していると思われます。そのため、とくに市街地でのドライブでは燃費が悪化しそうです。
ただし、同じクラスのガソリン車と比べると同等か、もしくはそれ以上の燃費は実現していますので、SUVとして特別燃費が悪いわけでもありません。
ちなみに、トヨタは2020年の東京オリンピックに向けて会社初のEV専用車を開発中ですが、その原型となるのがCH-Rであることを、2018年4月の北京モーターショーで発表しました。
近い将来、C-HRの電気自動車に乗れる日がやってきそうです。
C-HRは2016年12月に発売されたため、中古車価格はまだ高止まりしています。
以下は、価格.comに掲載されているC-HRの中古車価格の相場表です。
まだ中古車市場に流通している台数自体が少ないですし、価格も200万円台が多く、新車とそれほど大きく変わりません。
ちなみに、価格.comにもっとも安く出ているC-HRは189.9万円で、グレードはS-T、年式は平成28年(2016年)、走行距離は200kmとなっています。ほぼ未使用に近いレベルのため、この価格は十分リーズナブルといえそうです。
しかし、中古車としては高額であることは確かですので、もう少し安くSUVを手に入れたい場合はほかの車種を探す必要があるでしょう。
コンパクトSUVは人気車種ですが、トヨタはこのジャンルで最後発であることから類似する車種がなく、C-HRと同じコンパクトSUVを中古車で購入するのであれば必然的に他メーカーとなります。
車種は多く、日産であればジューク、ホンダにはヴェゼル、マツダにはCX-3があり、スバルにはインプレッサの車高を上げたXVがあります。
また輸入車ではルノー・キャプチャーやフィアット500X、MINIクロスオーバーなどがあります。性能と販売価格は多種多彩な組み合わせとなるので、最終的な選択は予算と好みの問題になります。
ヴェゼルを例に取ると中心価格帯は185〜245万円で、2014年登録モデル走行距離約2万kmという状態の良い車種でも190万円前後で購入可能です。
また、日産のジュークも改良前の現行モデル(2010年モデル)の値段が下がってきており、年式が少し古ければ、走行距離5万km以下の車でも60万円台から見つかります。
コンパクトSUVは最近人気が高く、アウトドア派ではない層からも支持されています。
中古車も今後ますます多く流通することになりそうですので、ぜひ状態のいい車をじっくり選んでみてください。
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