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ロードスター RFの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | マツダ | |
| 車名 | ロードスターRF | ||
| JC08モード燃費 | 15.6km/L | ||
| エコカー減税 | 0％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 3915mm | 1735mm | 1245mm | 2人 |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
| 940mm | 1425mm | 1040mm | 1997cc |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 324〜373.6万円 | ー万円 | ||
ロードスターRFは流麗なクーペスタイルを持つオープンカー
マツダのロードスターRFは同社のライトウェイト2シーターオープンスポーツカー、ロードスターのタルガトップ版です。
Rはリトラクタブル式ハードトップ、Fはファストバックの略称で、頭上のハードトップルーフを閉じている時は流麗なクーペラインのクローズドボディとなることが最大の特徴です。
ゆったりとクルージングできる快適性を実現する装備
2015年にフルモデルチェンジされた4代目ロードスターは「原点回帰」を目的に開発され、車両重量を990~1060kgまで軽減、エンジンも排気量を1500ccにダウンサイジングしてライトウェイトスポーツカーの名に相応しい内容となりました。
確かに小さい排気量のエンジンを高回転まで引っ張ってコーナーを駆け抜ける走行はスポーティで爽快感もありますが、同時にアクセル調整を頻繁に行う運転は緊張から疲労感も高まります。
またオープン2シーターは開放感がある反面、オープンに適している季節や天候が少ない日本ではクローズドボディを求める声もけっして少なくありません。
そういったロードスターのデメリットを補う目的で開発されたのがRFです。
エクステリアはベルトラインから下を共通としていますがキャビン部が大きく異なっており、Aピラーからリアエンドまで伸びるルーフがボディと同色になってクーペラインを作っています。
頭上のルーフが収納される時は両サイドのリアルーフが持ち上がり、フロントルーフとミドルルーフ、さらにバックウインドウが折りたたまれながらトランク前方に収納されます。
一連の動きはとても滑らかで、単に開閉するだけでなく動作を美しく見せるための技術力を駆使したことが分かります。
クローズドボディと変わらぬ静粛性のキャビン
電動で収納されるハードトップは条件によって走行中も可能で、ルーフの開閉状態と作動許可条件は3連メーターに装備されている4.6インチTHTカラー液晶ディスプレイに表示されます。
オープン時、リアルーフがあるので完全なオープンカーに比べれば開放感は少ないものの、バックウインドウも収納なので新鮮な風を十分に感じながら走行できます。
またルーフ内側には吸音タイプのヘッドライナーを装備、リアホイールハウスにはエンジンルームと同じ遮音材を取り付けるなどルーフを閉めた時のロードノイズにも配慮したことで、クローズドボディと変わらない静粛性を実現しています。
その気になれば爽快なコーナリングも可能な走行性能
走行性能にはマツダ独自の技術、SKYACTIVテクノロジーが全面的に投入されています。
エンジンは自然吸気型の直列4気筒2.0Lの自然吸気PE-VPR型をRF専用にチューン、ロードスターよりも27PSパワーアップしているのでクルージング走行にも余裕があります。
ショートストロークの6速マニュアルシフト、フロントにダブルウィッシュボーンサスペンションを採用したシャシーなど基本構造はロードスターと変わらないので、走りを楽しむ気になれば十分に応えてくれるポテンシャルを発揮します。
ファストバックとはルーフがリアエンドまで流麗なラインを描く車種のことで、例外なくトランク容量が狭くなります。
とくにRFはハードトップを電動式で収納するため、さらにスペースは狭くなりますが、それでも航空機内持ち込み可能なキャリーバッグが2個収納できる127Lを確保しました。
さらにトランク内部にはマルチボックスがあるので、車内に置きたくない、あるいは人目につかせたくない小物を収容しておくこともできます。
クルマとしての実用性は高くありませんが、クルマに乗ることの楽しさを知っている人、あるいはこれから楽しさを知りたい人には最適なスポーツカーです。
ハードトップの中古車を希望するなら3代目以前に注目！
ロードスターRFは2016年11月の発売なので中古車市場には流通していません。ソフトトップであればすでに4代目が出回っており、2015年登録モデルで走行距離1〜2万kmであれば200〜230万円の範囲内で購入できます。
しかしハードトップモデルが欲しい場合は3代目以前のモデルに限定されます。
3代目ロードスターのRHT（リトラクタブルハードトップ）は2006年から2015年にかけて販売されました。
4代目と同じく電動でルーフが開閉する機能を備えており、その所要時間は当時世界最速といわれた12秒を記録、また電動ルーフを収納してもソフトトップと同じトランク容量を確保しています。
流通している車数は多くありませんが、それでも程度の良い車種を探すだけの量があり、2008年登録モデルで走行距離5万km前後であれば150〜170万円の範囲内で購入できます。
なお、2003年に発売された完全なクローズドボディを持つロードスタークーペは販売台数が極端に少ないことから中古車市場にはほとんど出回っておらず、また販売されることがあってもプレミアム価格になっています。
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