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エブリィの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | スズキ | |
| 車名 | エブリイ | ||
| JC08モード燃費 | 15.4～19.6km/L | ||
| エコカー減税 | 25％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 3395mm | 1475mm | 1895mm | 4人 |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
| 1820mm | 1280mm | 1240mm | 660cc |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 92.3～142.6万円 | 68～125万円 | ||
小型車ミニバンよりも高いボディを実現した新型エブリイ！
スズキのエブリイは、ダイハツのハイゼットカーゴと軽商用バン市場を二分する人気車種です。2015年2月、約9年半ぶりにフルモデルチェンジを行い、荷室の積載能力や運搬性能、キャビンの居住性、走行性能などすべての面で刷新しました。
エクステリアは全高を上げ、ボディ側面を垂直に近いデザインに設計していることが大きな特徴です。
全長や全幅はどの車種も軽自動車のボディサイズ規格ギリギリに設計されていますが、エブリイは全高が約1.9mとこれまでの軽自動車にはない高さを実現しています。ちなみにこの全高は小型車ミニバンのステップワゴンをしのいでいます。
大きな荷物をスムーズに積み込めるバックドア開口部！
軽商用車はエンジンを前席下にマウントするキャブオーバー型なので、フロントのクラッシャブルゾーンぎりぎりまで前席を配置できるため、車内空間を広くとれることが特徴です。
エブリイは垂直に近いスクエアなボディと高い車高により、荷室長や荷室高などにおいて軽商用1BOXではトップクラスの荷室スペースを設けています。
特に後部席を前倒させて荷室をフラットにした時の荷室長は1910mm、さらに助手席の背もたれを前倒させた時の床面長は2640mmにもなり、カーペットなどロール系の長尺物も積載可能となっています。
この荷室空間の積載能力を具体的な積載物で見てみると、ミカン箱であれば69、ビールケースは40、パンケースは74、大きなダンボールであれば15箱まで積むことができます。
拡大した荷室に加え、荷物の積み込みをより利便的にしたのが、今回のフルモデルチェンジで改善されたポイントです。
バックドアの開口部はボディサイズぎりぎりまで広くとられており、開口部幅は1340mm、開口部高は1165mm、荷室床地上高は650mmまで下げられたので、大きな荷物でもスムーズに積載が可能になりました。
最適なドライビングポジションが取れる運転席シート！
キャビンの居住性では、センタークラスターの面積を小さくしたことにより、運転席と助手席の間で無理なく移動ができるようになりました。
前席の乗降ステップ高は355mmと低いので、頻繁に荷室の積み下ろしを行う作業でも身体への負担が軽くなっています。
異なる体型でも適切な運転ポジションが取れるように、運転席のシートスライドは230mmを確保、インパネからダッシュボード回りには作業のための書類や小物を収容するスペースが9つあり、グレードによっては頭上にA4ファイルやティッシュボックスまで入るオーバーヘッドシェルフも設けられています。
新型トランスミッションが燃費効率を向上！
軽商用車が後輪駆動を採用するのは、荷物を積載した時の安定した走行性能を目的としているからですが、乗用FFタイプに比べるとトルク発生重視型エンジンという要素も加わり、どうしても燃費効率が悪くなってしまいます。
しかしエブリイは自然吸気モデルでJC08モード20.2㎞/L、ターボモデルでも19.0㎞/Lを達成、どちらもエコカー減税を受けられる燃費効率となっています。
高い燃費効率を実現した要素はボディの軽量化やエンジン特性の改良などいろいろありますが、そのひとつがトランスミッションの5AGSです。
これは5速マニュアルに必要なクラッチ操作を電子制御で行い、走行に最適なギアを自動的に選ぶシステムで、ドライバーはオートマチックのトランスミッションと同じように2ペダルで操作できることが特徴です。
ATのようにアクセルを踏まなくてもクリープで走行でき、シフトポジションをマニュアルポジションにすれば5MTのように力強い走行も可能になります。
ATとMTのメリットを活かした5AGSは、現在エブリイ以外のスズキ車にも積極的に取り入れられています。
現行車の中古車価格は高値安定！
エブリイはフルモデルチェンジから1年以上経過しているので、6代目現行車は中古車市場に多く出回っています。
走行距離が10㎞以内の登録済未使用車は、自然吸気タイプで80～90万円、ターボタイプでも110～120万円で販売されており、新車で購入するより安い価格設定になっています。
現行車で2～3万㎞走行しているモデルも多く販売されていますが、これらの価格が意外と高く、中心価格帯は70～80万円と登録済未使用車とあまり変わりありません。
しかし先代、5代目になると走行距離3～4万㎞台でも価格は一気に下落し、50～60万円台で状態の良い車種を見つけることができます。エブリイは商用車なので、購入の際は荷室のサビに注意してください。
カーペットの下などが腐食している場合があり、サビが大きく穴が開いている車種は修理代が高くなるばかりか車にとって致命傷になることもあります。
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