写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | ||
車名 | スペイド | ||
JC08モード燃費 | 16.0〜22.2km/L | ||
エコカー減税 | 50〜60%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3995mm | 1695mm | 1690〜1720mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2160mm | 1420mm | 1380mm | 1496cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
163.5709〜186.1527万円 | 80〜190万円 |
スペイドは、トヨタが製造・販売する小型のトールワゴンです。装備されるドアは、リアのハッチを含んで4つですが、助手席側を1枚のスライドドアとしている点が大きな特徴です。
運転席側には前後に一般的なスイング式のドアを装備しますが、助手席側を電動のスライド式ドアとすることで、大きな荷物の搭載や狭い駐車場での乗り降りなど、日常での使い勝手を向上させています。
この他、助手席のスライド量をたっぷりと設定するなど、これまでのコンパクトカーとはひと味違ったアイデアがつまった1台です。
ちなみに同社のポルテとは姉妹車の関係にあり、外装デザインが一部異なるだけで、基本的な仕様はほぼ同じとなります。
スペイドは、全長4mに満たないコンパクトカーです。大きな特徴は、助手席側に1枚のスラドドアを装備している点。
一般的なスイング式のドアは運転席側の前後に装備していますが、助手席側は、この1枚のスライドドアで前席と後席をまかないます。
このスライドドアは電動式で、ワンタッチで開閉が可能です。また、リモコンキーを使った開閉にも対応しています。
電動式のスライドドアで心配なのが物を挟むことですが、スペイドの電動スライドドアには、挟み込み防止機能が付いています。
この機能が挟みこみを検知すると、ドアが閉まる動作をキャンセルして自動で開くようになっています。
また、このスライドドアにはイージークローザー機能が装備されているので、半ドアのように中途半端にドアが閉まる心配はありません。スイッチ操作だけで確実にドアを閉められるので安心です。
ちなみに、このドアは開口の幅が1020mmと広く、高さも1250mmを確保しています。このため、たとえ大きな段ボール箱などを持っていても、そのまま車内に運びこむことができます。
また、フロア高も地上から300mmしかないので、重い荷物でも搭載が楽という利点があります。
この地上高は、小さな子どもの乗り降りにも好都合です。室内の高さも1380mmあるので、小学校低学年までの子どもであれば、直立したままでの乗り降りや着替えなども可能です。
スペイドの積載能力に大きく貢献しているのが、助手席シートのスライド量です。スペイドでは、助手席を前に畳んでテーブルモードにすると、なんと700mmものスライドが可能になります。
これは、同クラスはもちろん、他の大型車でも稀なシート移動量です。このスライド量を実現するため、スペイドではダッシュボードの助手席側の下部が大きくえぐられています。
助手席をテーブルモードにして前方にスライドしたスペイドは、スライドドアの装備も相まって非常に高い積載能力を発揮します。
サーフボードなどの長尺物も後席の背もたれを倒せば余裕で運べます。また、フロアがフラットなので、ペットゲージなども安定良く置くことができます。これは、ペットにとっても嬉しいことでしょう。
スペイドでは、シートの素材にも気が配られています。たとえばシート生地には撥水機能があるものが用意されています。撥水タイプの生地であれば、少々濡れるくらいならタオル等で簡単に水分を吸い取ることができます。
また、汚れが染み込まないので、お手入れも簡単です。
スペイドは、2012年7月に販売開始となったモデルです。現在までにモデルチェンジは行われていませんが、2015年7月に1.3Lエンジンが廃止となり、全車が1.5Lエンジンを搭載することになりました。
このため、もし中古車で1.3Lエンジンの車両があれば、それは前期モデルとなります。中古車の情報サイトでは、このあたりの情報が間違っている場合がありますから要注意です。
中古車市場におけるスペイドの台数は、圧倒的に前期モデルが多いという状況にあります。前期モデルであれば、車両価格で80万円程度から複数の車両が選べる状態にあります。
対して、2015年以降のモデルはまだまだ高めです。さらに中古のスペイド全体の約5%しか車両数がないので、目的の車両を探すのであれば長期戦を覚悟する必要があります。
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