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３シリーズセダンの評価・レビュー
| 概要 | |||
|---|---|---|---|
| メーカー | BMW | 車名 | 3シリーズセダン |
| JC08モード | 13.5〜21.4km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
| 主要スペック | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 4645mm | 1800mm | 1440mm | 5人 |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
| -mm | -mm | -mm | 5.4〜5.6m |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 431.0〜850.0万円 | 89.8〜348.8万円 | ||
走行性能重視でライバル車との差異化を図る3シリーズセダン
BMWの3シリーズセダンは欧州Dセグメントにカテゴライズされるアッパーミドルサイズで、ライバル車にはメルセデス・ベンツCクラスやアウディA4、フォルクスワーゲンのパサートなどドイツ車が並んでいます。
その中で3シリーズはセダンであっても後輪駆動を採用して運転する楽しさ、ドライビングプレジャーをコンセプトに開発して他車との差異化を図っています。
現行モデル6代目は2012年から国内販売されています。BMWのラインアップで中核モデルとなるだけに、ニーズに合わせたタイプ総数は28車種と多彩です。
エンジンだけでもガソリンタイプが3種類、の他にディーゼルとプラグインハイブリッドがあり、エクステリアとインテリアを少しずつ変えたSport、Luxury、M sportの3タイプを組み合わせることができます。
1.5Lエンジンを搭載した新型の3シリーズセダン
3シリーズの中で、もっとも新しいタイプが2016年9月に投入された318iです。
搭載しているエンジンは欧州ダウンサイジングコンセプトを踏襲した1.5Lツインパワー・ターボで直列3気筒です。
BMWは1気筒当たりの排気量は500ccがベストという考え方から1.5Lの排気量と気筒数が決まったと言われています。
最高出力は100kW（136PS）、最大トルクは220N・ｍなので2.0L直列4気筒ほどのパワーはありませんが、縦置きにレイアウトしてもエンジン回りに余裕があり、車重配分は理想的な50：50となっています。
またトランスミッションは8速ATをローギア比にしているため、きちんと運転する楽しさを残しているところがいかにもBMWらしいところです。
インテリアは上級グレードとまったく変わりなく、Luxuryを選べばダコタ・レザーシートの快適な乗り心地を味わうことができます。
高い評価を得ている3シリーズセダンのiPerfomance
イギリスとフランスは2040年までにディーゼル車の販売を禁止する方針を掲げており、ドイツ国内でもディーゼル車に対する規制が強化されました。
この世相を受けてドイツメーカーはディーゼル車をプラグインハイブリッドへシフトする傾向が高まっており、BMWもiPerfomanceシリーズを開発しました。日本国内では2016年1月より販売されています。
直列4気筒2.0Lのツインパワーターボにモーターを組み合わせた最高出力は185kW（252PS）とハイパワーで、充電した電力だけを使うゼロ・エミッションの航続可能距離は最大36.8km/Lを達成しました。
プラグインハイブリッドとしてのJC08モードは17.7km/Lを記録しています。
ハイボルテージ・リチウムイオンバッテリーはトランクルームの床下に収納されています。
このレイアウトによりBMW伝統の前後重量配分50:50は守られ、容量も370Lを確保、さらに他グレードと同じように後部席背もたれを40：20：40の3分割で倒せるため、長尺荷物も積み込むことが可能です。
走行性能と燃費性能を両立した、いかにもBMWらしいモデルとして高い評価を受けています。
もっともパワフルな3シリーズセダンは340iのMスポーツ
3シリーズセダンの中で、もっとも走行性能に優れているのが340iM sport（スポーツ）です。
シルキーシックスと呼ばれる直列6気筒3.0Lのツインパワー・ターボを搭載、最高出力は240kW（326PS）、最大トルクは450N・ｍ（45.9kgf・ｍ）を発揮します。
M sportはこのパワーをしっかり受け止めるため、サスペンションを専用にチューニングした他、オプションで19インチスタースポーク・アロイ・ホイールが用意されています。
インテリアは最上級モデルだけにラグジュアリー感を高めた装備となっています。
運転席と助手席は電動調節式サイドサポート付きのスポーツシート、ステアリングはパドルシフト付きのM sport
専用デザインで、ドアシル・プレートにはBMWのスポーツ性を象徴するMロゴが入っています。
中古車市場には豊富な車数が流通している3シリーズセダン
日本国内では輸入車の中でもトップを争う人気車種だけに、中古車市場には豊富な車数が流通しています。
車検を残している2016〜2017年式も多く、走行距離1〜2万kmのガソリンエンジンを搭載した320i、ディーゼル搭載の320d、プラグインハイブリッドの330eはそれぞれ横並びで330〜350万円が相場です。
先代モデルになると価格は一気に下がり、2010年式走行距離3〜4万kmの320iはM sportでも95〜110万円が相場です。
輸入車セダンの型落ちは例外なく下落幅は大きくなりますが、修理費やメンテナンス費まで安くなるわけではありません。
型落ち車種の購入を希望するユーザーは維持費に余裕を持っておいた方が無難です。
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