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キャリィの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | スズキ | |
| 車名 | キャリイ | ||
| JC08モード燃費 | 19.6～20.2m/L | ||
| エコカー減税 | 0％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 3395mm | 1475mm | 1765mm | 2人 |
| 荷台長 | 荷台幅 | 荷台高 | 総排気量 |
| 1940mm | 1410mm | 290mm | 660cc |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 68.4～116.7万円 | 45～86.5万円 | ||
クラッシャブルゾーンまで拡大したキャビンが新型キャリイの大きな特徴！
スズキのキャリイは1971年から2009年まで、39年連続で日本国内トラック販売台数における車名別年間販売台数で、トップを維持していた軽商用トラックです。
現行車12代目は2013年にフルモデルチェンジ、車体全体の軽量化や新型トランスミッションの搭載などで燃費効率を高めると同時に、キャビン部の操作性や居住性を向上させました。
エクステリアの大きな特徴は、キャビン部がスクエアな1BOXタイプになっていることです。
最近の軽商用車は、フロントにクラッシャブルゾーンのボンネットを設けることが一般的になっていますが、キャリイはクラッシャブルゾーンまでフロントガラスを前方移動させることによって、キャビン部の空間を拡大、軽トラックでの作業がしやすい環境を実現しています。
長靴を履いたままでも乗降がスムーズに！
フロントウインドウをクラッシャブルゾーンまで前方移動させると、キャビン部の容積そのものが増えます。
この利点を活かし、座席のヒップポイントを15mm後退させて車内空間を広くしたことに加え、両サイドのドア面積が広くなるので作業用の長靴を履いたままでも乗降がよりスムーズになりました。
キャビン部が広くなった分、操作性も向上しています。運転席のシートスライド量は140mmで14段階調整が可能なため、体型を問わずベストポジションがとれます。
両サイドのガラス間室内幅は1370mm、アームレストの付いたドアトリム間は1310mmあり、着座時のホールディングと腰の移動がスムーズな新形状の大型シートを採用しているので、運転時または頻繁に作業するための乗降でも身体への負担を軽減するキャビン設計となっています。
腰への負担を軽減する低い荷台床面地上高！
キャリイの荷台寸法は荷台長1940mm、荷台幅1410mm、アオリの高さ(荷台高)290mmとなっており、これを具体的な荷物の積載量に換算すると、りんごコンテナは48個、みかんコンテナは54個、ビールケースは60個、20Lポリタンクであれば40個を積むことができます。
また荷台床面地上高は650mmに抑えられているので、荷物の積み下ろしも比較的スムーズに行え、身体への負担を軽減します。
軽トラの荷台は水産物や農産物を載せるとどうしてもサビが心配になりますが、キャリイは荷台を支えるフレームとボディ表面積100％に防錆鋼板(亜鉛メッキ)を採用、さらにホイールハウスやフレーム側面にもアンダーコートやシーラーを塗布して、サビの発生を防ぐ工夫が施されています。
荒れた路面や細い農道で威力を発揮する走行性能！
農地をはじめとする未舗装路で、最大の威力を発揮するのが4WDシステムです。キャリイはパートタイム4WDを採用、舗装路では2WD、滑りやすい路面では4WDの高速モード、さらに荒れた未舗装路や積もった雪道では4WD低速モードに切り替えることによって走行を可能にします。
また前輪タイヤ位置を座席下にレイアウト、ホイールベースを1905mmと短く設計しているので、最小回転半径は細いあぜ道でもスムーズに走れる3.6mを実現しました。
ショートホイールベースにするとフロントのオーバーハング(前輪タイヤ中央から車体最前部までの長さ)がどうしても長くなってしまい、悪路走行の際に乗り上げてしまうこともありますが、キャリイはバンパーの地上高を320mmと高く取り、アプローチアングル(タイヤ接地位置からフロントバンパーまでの角度)を23度にあげているので、車体が路面に接地しにくい設計となっています。
中古車は下落幅が少ないので新しい車種の方がお得！
現行車12代目は2013年の発売なので、すでに中古車市場には多く出回っており、登録済未使用車もあります。
ただし現行車に限っていえば、2013年登録モデルで走行距離5万㎞前後でも価格の下落幅は小さく、60～70万円が相場の中心価格帯となっています。
50万円を切る中古車になると先代の11代目、2009年登録モデル以前で、しかも走行距離は5～6万㎞の車種となります。
軽トラックは頑丈に作られているので、走行距離5～6万㎞は(使用状況にもよりますが)車の状態に大きな影響を与えませんが、下落幅を考えると現行車で、しかも走行距離の少ない車種を購入した方がお得な結果になるといえます。
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