車名:N BOX+ | |
< 基本スペック > メーカー:ホンダ JC08モード燃費:18.8〜23.2km/L 新車価格帯:151万円〜179万7750円 |
ホンダの軽トールワゴン、N BOXは2012年度上半期において販売台数約12万台となり、スズキやダイハツを押さえて軽四輪車新車販売台数NO.1に輝いたヒット車です。
軽自動車市場が2巨頭から巴合戦になった象徴的な存在のNBOXですが、これに多目的用途を盛り込んだ派生型がNBOX+です。
ホンダには特許を取ったセンタータンクレイアウトという技術があります。フィットを始めとしてホンダ車に多く採用されており、このNBOX+にも使われています。
ガソリンタンクの形状を薄くしてボディのセンター下部に配置することにより車内空間を広くできる技術で、これにより室内空間アレンジの幅が広がりました。NBOX+ではラゲッジルームを「斜めの床」にデザインしています。
いかにもアイデア満載のホンダらしい着目点で、ラゲッジルームを斜めにすることで荷物の出し入れが格段に向上しています。
ディーラーオプションのアルミスロープを装着すれば、自転車や台車を持ち上げることなく積めますし、パワーウィンチもあるので乗車したままの車椅子も難なく乗せることができます。
もちろん車椅子を固定するロック機能もついています。これまでにも福祉車両として車椅子を乗せられる車もありましたが、多目的用途のひとつとして車椅子乗車を容易にしたのはこのNBOX+が国内初となります。
NBOX+には室内をアレンジするマルチボードがついています。これが多目的用途を可能にしているもうひとつの特徴で、もっとも代表的なのがシートアレンジと組み合わせることによってフルフラットの空間が作れることです。
身長190cmの人でも余裕で寝ることができ、さらに荷物はマルチボードの下にあるラゲッジスペースへ置けるので、軽自動車の狭い空間をフルに利用することができます。
このNBOX+には特別仕様として2トーンカラースタイルがあります。ボディとルーフを異なった配色にしていますが、これは塗装の高技能者による手塗りの専用工程です。
高品質のカラーリングは軽自動車のチープ感を払拭する高級感を醸し出しており、これもNBOX+の大きなセールスポイントのひとつとなっています。
エンジンは直列3気筒DOHC自然吸気とターボエンジンがあります。自然吸気エンジンのJC08モードは23.2q/L、ターボエンジンは19.4q/Lと、軽自動車では標準的な燃費を示しています。
グレードによってアイドリングストップシステム、エンジンや空調を燃費優先で自動制御するECONモードがついているので、これらの機能を有効に使うことで、さらに燃費効率を高めることができます。
もっとも低価格のグレードはGのFFで1,360,000円、もっとも高価格グレードはGの4WD特別仕様車2トーンカラースタイルターボSSパッケージで1,79,7750円(すべて消費税込)となっています。
ハイグレードになるとさすがに豪華で、クルーズコントロールやパドルシフト、パワースライドドアやアルミホイール、リア2スピーカーなど、普通車ミニバンに劣らぬ装備を持っています。
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