概要 | |||
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メーカー | トヨタ | 車名 | ライズ |
JC08モード | 17.4〜18.6km/L | エコカー減税 | 1%(環境性能割) |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3995mm | 1695mm | 1620mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
1955mm | 1420mm | 1250mm | 996cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
167.9〜228.22万円 | 151.8〜220.7万円 |
トヨタのライズはダイハツと共同開発した5ナンバーサイズのコンパクトSUVです。本格的なSUVは必要ないけれど、シティユースでも週末のアウトドアレジャーでも便利に使えて楽しめる車が欲しいというユーザーに向けて開発されました。
小排気量でも1.5L並のトルクを発揮し、未舗装路や雪道でも安定した走行が可能な4WDシステムを搭載、17インチタイヤを装着しているので見た目もワイドに仕上がっています。アクティブな遊び心を十分満足させる車種といえます。
なお、ダイハツからはロッキーのネーミングで販売されています。異なる点はフロントマスクやロゴだけで走行性能や安全性能は同一となっています。
エクステリアはキャビンとボンネットを分けた典型的な2ボックスタイプとなっています。膨らませたフェンダーアーチと、アーチを縁取るマットブラックのモールがSUVらしさを打ち出しています。
フロントマスクはロッキーと識別する意味もあってトヨタのアイコン、キーンルックが採用されました。アクティブなイメージを強めるために、ラジエターグリルの台形面積を広く取っています。
ボディカラーは全8色、このうちルーフをブラックに塗装したツートーンが3色設定されています。イメージカラーはターコイズブルーメタリックとブラックルーフの組み合わせです。無難なシャイニングホワイトパールよりもファイアークォーツレッドメタリックやマスタードイエローマイカメタリックなど鮮やかな色の方が個性的で街中でも野外でも映えます。
外観で一際目立つのが悪路走行に欠かせない大径サイズの17インチタイヤです。このタイヤを装着したことによって最低地上高は186mmを確保、登坂能力の目安となるアプローチアングルとデパーチャーアングルはそれぞれ20°、32°に設計され、高いロードクリアランスを実現しました。コンパクトサイズであっても悪路走破性はヘビーデューティーSUVに引けを取りません。
プラットフォームにはダイハツが次世代車種向けに開発したDNGAが使われています。軽量、高剛性が大きな特徴で、従来のプラットフォームよりボディ曲げ剛性は約30%向上、重量は車両全体で約80kg軽量化されています。
プラットフォームに最適化させたエンジンは直列3気筒1.0Lにインタークーラーターボを装着した1KR-VET型です。またトランスミッションにはD-CVTが採用されました。
D-CVTは従来のベルト駆動にスプリットギアを組み込み、低速域から高速域までパワーを効率よく伝達するトランスミッションです。1KR-VET型とD-CVTによって発揮するトルクは140N・mと1.5Lエンジン並に引き上げられました。
悪路走破性を高める機能がダイナミックコントロール4WDです。前輪と後輪にかかる駆動力を自動制御する装置で、通常時は前輪駆動の比率を高め、発進時や滑りやすい路面では最適な駆動力を後輪に与えます。自動制御の状態はリアルタイムでマルチインフォメーションディスプレイに表示されるため、体感と視覚で4WD状態を確認できます。
ライズの搭載エンジンは1KR-VET型だけなのでグレードによる燃費効率の違いはありません。2WDと4WD、駆動方式によって差が生じます。WLTCモードで2WDは18.6km/L、4WDは17.4km/Lです。
SUVはボンネット部分があるため、どうしても車内空間の長さが犠牲になります。これはボディサイズに関わらずSUV全般のウィークポイントです。ライズは新型プラットフォーム、DNGAによってスペースの無駄が省かれ、コンパクトクラスでは最大級の車内空間を確保しました。
前部席と後部席の最大幅は900mmです。子供はもちろん、大人が後部席に座っても足を組める余裕があります。さらに後部席はリクライニング機能も搭載、長距離ドライブでも疲労を軽減してくれます。
前部席にはホールド性の高いシートを採用、背もたれのサイドサポート角度向上や座面長の拡張などを行い、体型を問わずフィットする設計になっています。運転席にはシートリフターが装備されているので体型の比較的低い人でもベストなドライビングポジションをセッティングできます。
収納スペースもコンパクトSUVで最大級の広さです。ラゲージルームには上下2段に使えるデッキボードがあり、下段に設置すると369L、上段でも303Lの荷室容量となります。週末に友達や家族でアウトドアライフを楽しむ時でも十分な荷物を積むことができます。
後部席は6:4分割の可倒式です。倒した時の床面はほぼフラットになるので長尺物を積む際にも手間取ることはありません。なお、フラットにした時の床面長は約1700mmです。前部席との隙間を工夫すれば車中泊も可能になります。
小物の収容に優れている点も特徴のひとつです。運転席回りにはLED照明付きのセンターオープントレイ、センターコンソールにはサイドポケットやボックスがあり、助手席にはグローブボックスの他にシートアンダートレイがあります。アウトドアで汚れた靴を収納するのに大変、便利です。
予防安全装置は17種類の機能をパッケージしたダイハツのスマートアシストが搭載されています。フロントガラス上部のステレオカメラ、サイドとバックのカメラ、それから車体4ヶ所に設置したソナーで全方位を検知するシステムです。
17種類の機能は衝突回避支援、認識支援、運転負荷軽減、駐車支援の4つに分類されます。主な機能としては対車両・歩行者用の衝突回避支援ブレーキや誤発進抑制制御、進入禁止や一時停止などを知らせる標識認識機能などがあります。
駐車が苦手な人にとって嬉しい機能がスマートパノラマパーキングアシストです。駐車時、カメラが白線を検知してステアリング操作を行ってくれます。ドライバーはアクセルとブレーキの操作だけなので周囲の安全確認に集中できます。
衝突安全では2019年度の自動車アセスメントでファイブスターを獲得しており、サポカーSの認定を受けています。予防、衝突ともに最先端の安全装置を備えているといえます。
ライズは2019年11月に発売されました。比較的新しいことに加え、人気車種なので中古車市場に出回っている車数は少なく、しかも高値傾向です。とくに2020年以降はほとんどが登録済未使用車になります。
ただし、新車販売価格はハイグレードのZ・4WDでも228.22万円と比較的安いため、登録済未使用車も比例して購入しやすい価格に収まっています。
登録済未使用車のメリットはオプションが満載されていることです。ディーラーでオプション装着すると新車販売価格は跳ね上がりますが、登録済未使用車はすでに販売価格に含まれているので乗り出し価格を低く抑えることができます。
新車購入の際、オプション装着するとどうしても予算内に収まらない時は登録済未使用車も検討することをおすすめします。
ダイハツのロッキーも中古車市場では人気車のため、相場はライズとほとんど変わりません。この両車が中古車市場で高価格なのは、比較的新しい5ナンバーサイズのコンパクトSUVがライバルとして存在していないことが理由です。
一般的にコンパクトSUVといわれるカテゴリーの車種はほとんどが3ナンバーサイズです。マツダのCX-3やトヨタのC-HRなどが人気車となりますが、全幅は約1800mmあるのでライズやロッキーに比べると大きく感じられます。
ただし、3ナンバーのコンパクトSUVは中古車市場に多く出回っているので、状態の良い車種が比較的安値で購入することが可能です。ボディサイズがそれほど気にならない人は3ナンバーのコンパクトSUVも、ライズやロッキーと比較検討することをおすすめします。
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