車名:カローラルミオン | |
< 基本スペック > メーカー:トヨタ JC08モード燃費:15.0〜16.6km/L 新車価格帯:169万円〜232万9000円 |
個性よりも汎用性が重視されるカローラ・ブランドの中で異彩を放っているのがカローラルミオンです。
カローラといえば小型乗用車サイズが一般的ですが、このルミオンは2BOXタイプで全幅は1760mmと普通乗用車サイズになっており、カローラとネーミングされているものの、オーリスのプラットフォームが使用されています。
直線で構成されたエクステリアは同じくトヨタのbBと似た個性的なスタイリングをしており、シンプルなデザインですがフロントグリルにメッキをほとんど使わないなどシックにまとめられています。
個性的なデザインはインテリアにも表れており、まず目を引くのがセンターに配置された4眼丸目メーターです。
スピードメーターがデジタル式、エンジン回転計がアナログ式、燃料計や水温計もアナログ式ですが、ドライブメーターがまたデジタル式と必要な情報の表示をユニークに配置しています。
エアコンやオーディオスイッチ類をセンターに集中させ、その周囲に丸型の空調吹き出し口をデザインしていることも全体的な統一感を持たせており、カローラシリーズの中では独創的なデザインと言えます。
2BOXとしての特徴を生かして、ラゲージスペースは広く取られており、リアゲートを開けた開口部は高さ約865mm、幅は最大で約1495mmあります。
ただ全長は4210mmとカローラフィールダーよりも150mm短いため、サーフボードなど長い荷物を積むには適していません。
ガソリンエンジンの1.5L、1.8Lモデルがあり、それぞれJC08モードは17.8km/L、15.8km/Lとなっています。
2BOXとしては標準的な燃費ですが、フィルダーと比較すると若干、燃費が悪くなっています。
これは2BOXの構造上重量が増えてしまうためで、フィルダーの同じ1.8Lモデルでも1160kgに対してルミオンは1320kgと160kgも重いため、燃費効率が低下するのは仕方ないことでしょう。
それでも両モデルともに平成27年度燃費基準達成車として、また平成17年度排出ガス基準75%削減低排出ガス車としての認定を受けており、環境への配慮は十分に達成されています。グレードは1.5Xから1.8S”AEROTOURER”まで5段階あり、最上級の1.8S”AEROTOURER”のみ2WDと4WDが用意されています。
価格は1.5Xが1,750,000円、1.8S”AEROTOURER”が2,359,000円(すべて消費税込)です。
全グレードに変速ショックをほとんど感じさせない自動無段変速機Super CVT-iが装着されていますが、1.8Lモデルにはマニュアルモードが楽しめる7速スポーツシーケンシャルシフトマチックが装備されます。
またスポーツモードスイッチがあり、オンにするとエンジンレスポンスが上がり、加速時や変速時の走行性能が向上されます。走行性能の楽しさに答えている面でも、このルミオンはカローラの中で異色といえるでしょう。
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