概要 | |||
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メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 27.0〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
133.3〜153.0万円 | 76.9〜139.8万円 |
軽自動車の販売台数で大きなシェアを占めているスーパーハイトワゴンはホンダのN-BOXがトップを堅持、ダイハツのタントが追従するという状況でスズキのスペーシアはやや影の薄い存在でした。
この劣勢を挽回するためにスズキは2017年12月にスペーシアのフルモデルチェンジを実施、ハイブリッドシステムで燃費効率を向上させるなど新機能を搭載してライバル車追従の体制を整えました。
エクステリアはキャビンとボンネットをはっきりと分けた2BOXタイプです。スーパーハイトワゴンのスタンダードですが、ライバル車と差異化をつけるために個性的なデザインで設計されていることが特徴です。
左右前部ドアとスライドドアはすべてプレス式、BOX部分はエッジに丸みを与えたことでクラシカルなイメージと和やかな雰囲気を両立させています。
インテリアは一転してシンプルモダンな空間にまとめられています。
ダッシュボード面積を狭く取り、インパネをテーブルタイプにして分割したことで前部席は開放感があります。
あえてセンタークラスターを設置せず、インパネ中央にシフトレバーを取り付けたため、足元に広いスペースが生まれました。
バックドアの荷室開口地上高は510mmと低い設計になっています。
リアシート背もたれはスライドドア側と荷室側の両方からワンタッチで折りたためるワンタッチダブルフォールディング式なので狭いスペースでもシートアレンジが可能なことに加え、室内高はスーパーハイトワゴンの中でもっとも高い1410mmを確保しているので瀬の高い荷物や自転車の積載もスムーズに行えます。
また開口部の下部には自転車の前輪を載せるためのサポートガイドがついています。スズキらしい細やかな配慮と言えます。
グレードはGとXの2タイプだけで、どちらもハイブリッド専用車です。スペーシアは空気抵抗が大きいスーパーハイトワゴンでありながらJC08モードは最高30.0km/Lを記録しました。
スズキが軽自動車に採用しているハイブリッドは独自の省エネシステム、S-エネチャージを進化させたタイプでマイルドハイブリッドシステムと呼ばれています。
エンジンに取り付けられたISG(モーター機能付発電機)は減速時に発生する回生エネルギーで発電を行うと同時に、専用リチウムイオンバッテリーに蓄電した電気を利用して走行をアシストする機能を持っています。
モーターパワーは単体で50N・m(5.1kgf・m)あるので蓄電残量さえ十分ならば、クリープ走行が可能となっています。
高い燃費性能はマイルドハイブリッドシステムの採用が大きな要因ですが、システムを効率的に機能させているのは新型プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」です。
第5世代となるプラットフォームは2014年12月に発売されたアルトへの初採用を皮切りに、現在では軽自動車だけでなくソリオやイグニスなど小型車にも使われています。
軽量高剛性化が大きな特徴で、スペーシアも車内空間の拡大やモーター、バッテリー搭載といった重量増の要素を持ちながら、車両重量は最大でも1トンを大きく下回る920kgを実現しました。
スペーシアには派生車種のカスタムがあります。
ベーシックタイプに先駆けて2016年12月に発売されました。登場当時はカスタムZとネーミングされていましたが、ベーシックタイプの発売と同時に統合され、現在は末尾のZが取れています。
変更点はエクステリアのフロントマスクからインテリア色、さらに走行性能まで及んでいます。
フロントマスクは逆台形の大面積ラジエターグリルをブラック塗装し、太いシルバーメッキモールで囲み、カスタム系で流行している迫力顔のデザインとなっています。
またインテリアもブラックで統一、水平基調のレイアウトの中に太いシルバーモールを助手席回りまで配置したことでシャープな雰囲気になりました。
カスタムにはベーシックタイプにないターボ装着モデルがグレード設定されています。
ライバル車のカスタムにもターボ装着モデルはありますが、スペーシアの優位点はハイブリッド用のモーターを備えていることです。
エンジンの最高出力は軽自動車規制枠いっぱいの47N・m(64PS)に抑えていますが、走行をアシストするモーターは単独で2.3N・m(3.1PS)あり、しかも加速時にステアリングスイッチのパワーモードをONにすれば一気に50N・mのトルクを発揮するのでライバル車のターボ仕様を大きく上回る走行性能が期待できます。
ベーシックタイプは2017年12月の発売なので中古車市場にはまだ出回っていません。
しかしカスタムZは発売からすでに1年が経過しているので、台数は多くありませんが実走行車から登録済未使用車までで流通しています。
実走行車の走行距離は短めで、1〜2万kmが上限です。
ターボ装着モデルは140〜160万円、ノンターボは130〜140万円が相場となっており、中古車市場の人気を反映して高値傾向で推移しています。
したがってカスタムを中古車で購入するなら登録済未使用車の方が得策です。
ターボ装着モデルは実走行車の相場と変わらず、ノンターボでも135万円から購入することができます。
登録済未使用車の中でも試乗車に使われた車種はオプションをフル装備していることが多いので、中古車市場から探し出すことができればお得感が強まること、間違いありません。
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