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イグニスの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | スズキ | |
| 車名 | イグニス | ||
| JC08モード燃費 | 25.4〜28.0km/L | ||
| エコカー減税 | 75〜80％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 3700mm | 1660mm | 1595mm | 5人 |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
| 2020mm | 1365mm | 1250mm | 1200cc |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 138.2〜187.5万円 | 149〜215.5万円 | ||
イグニスはコンパクトなクロスオーバーSUV!
スズキのイグニスは2016年2月に発売されたばかりのコンパクト・クロスオーバーSUVです。
スズキにはスイフトというコンパクトカー、エスクードという小型車サイズのクロスオーバーSUVがありますが、ラインナップ上、両車の隙間を埋める形で開発されました。
スズキでは「脱軽自動車依存」を企業戦略として掲げており、軽自動車以上に小型車へ力を注いでいます。
小型車専用のプラットフォーム開発はその中心的存在で、イグニスもこの小型車専用プラットフォームから誕生しました。
上質な車内空間にApple CarPlayを装備！
スイフトとエスクードの中間的ラインナップですが、エクステリアはどちらのデザインも引き継いでおらず、むしろ軽自動車のアルトを彷彿させるシルエットを持っています。
クロスオーバーSUVなので車高はやや高めの設定ですが、ボディ回りに樹脂製ガードやフロントにアンダーカバーなどは装着されていないため、オフロードだけでなく都市部のオンロードで乗り回しても違和感なく溶け込むデザインが、エクステリアの大きな特徴となっています。
スズキの軽自動車は総じてインテリアの上質感に物足りなさが感じられますが、イグニスに関してはコンパクトカーの中でも上質感の演出に成功した車種となりました。
水平基調のシンプルなデザインを採用、ドアトリムのエアコンのアウトレットはシルバーモールで加飾、センタークラスターを排してピアノブラック調のディスプレイとエアコンパネルを独立させたレイアウトは、独自性を強く打ち出しています。
インテリアの装備で特徴的なのがApple CarPlayです。これはiPhoneをBluetoothで接続するとディスプレイにiPhoneのアイコンが映し出され、iPhoneと同じ作動をさせることができる装備で、ステアリングのスイッチでハンズフリーの会話や音楽の再生を操作することができます。
ヨーロッパ車には多く装備されていますが、国産車ではまだ少ない状況だけに大きなセールスポイントになります。
全グレードがマイルドハイブリッドシムテム！
走行機能面の特徴としては、グレード全車がスズキ独自のハイブリッドシステム仕様になっていることです。
軽自動車ではすでにワゴンRを始め、各車にSエネチャージの名称で採用されており、現在はマイルドハイブリッドという名称で統一されています。
マイルドハイブリッドシステムは高圧縮型のアトキンソンエンジンとモーター機能付発電機の構成で、発進から加速まではエンジンとモーターを併用、減速時は回生エネルギーを専用のリチウムイオンバッテリーやアイドリングストップ車専用鉛バッテリーに充電、エンジンを切っても再始動や電装部品の電気供給をバッテリーから行うというシステムです。
このマイルドハイブリッドによって、コンパクト・クロスオーバーSUVとしてはトップクラスの燃費、JC08モードで最高28.0km/Lを記録しました。
4WDは高い悪路走破性を発揮！
エクステリアからは、あまりクロスオーバー的なイメージは伝わってきませんが、悪路走行性能に関してはジムニーで培った実績が活かされ、高い走破性を表す機能やデザインが各所に見られます。
路面の突起を乗り越えるアプローチとデパーチャーのアングルはそれぞれ20度と38.3度、最低地上高は180mmあり、タイヤサイズは175/60R16とコンパクトカーの中では大径仕様になっています。
4WD車には、急な下り坂斜面でブレーキを踏まなくても自動制御で最適な速度を保つヒルディセントコントロール、泥濘にはまった時やスリップしやすい路面ではエンジントルクを各タイヤへ適切なパワーだけ伝えるグリップコントロールが標準装備されています。
エクステリアだけでは分からないオフロードの実力を秘めたSUV車といえます。
中古車市場では極端な品薄なので購入は新車の方がお得！
2016年2月に発売されたばかりなので、中古車市場に出回っている車数は極端に少なく、また販売されている車種も登録済未使用車ばかりで、新車販売価格からの下落はほとんどない状態です。
登録済未使用車の中にはフルオプション車を見かけることがありますが、ボディカラーやグレードなどを選ぶことができません。当面は中古車ではなく新車の購入をお勧めします。
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