概要 | |||
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メーカー | ボルボ・カーズ | 車名 | V90 |
JC08モード | 12.7〜15.0km/L | エコカー減税 | 20〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4935mm | 1880〜1890mm | 1475mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
-mm | -mm | -mm | 5.7〜5.9m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
669.0〜929.0万円 | 518.0〜675.0万円 |
ステーションワゴンのV90はスウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カーズのフラッグシップモデルです。
V70の後継車として2017年2月に国内販売されました。北欧デザインを採用した居心地の良いインテリアと(さすがにヘラジカがぶつかっても大丈夫なバンパーは廃止されましたが)高い安全性がボルボ最大の魅力です。
スウェーデンの複合企業でトラックも製造しているボルボから自動車部門が切り離され、ボルボ・カーズとなってフォードの傘下企業になったのは1999年のことです。
以後、フォードの経営方針の影響でボルボ・カーズの車種は一時的な販売不振に陥りましたが、2010年に中国の企業へ売却されてからはボルボ本来の持ち味を取り戻し、優秀な車種を次々と開発しています。
V90のブランドは1996年から1998年までわずか2年間販売した車種に適用されただけで、今回、フラッグシップモデルにこのネーミングを採用したのは新世代ボルボの姿勢を明確にしていることの表れといえます。
欧州の車種分類基準となるセグメントでEになると各メーカーの上級モデルが集中しており、ボディサイズも大きくなります。
V90も全長は4935mmあり、これを国内の車種で比較するとアルファードクラス、全幅1880〜1890mmはさらに大きくなってセンチュリークラスです。
また最小回転半径はAWD(4輪駆動)になると5.9mで、これはランドクルーザーと同程度の数値となります。
市街地を乗り回すよりもロングドライブの機会が多いユーザー向きの車種です。
ボディが大きい分、当然のことですが車内は広く、とくにラゲッジスペースは後部席背もたれを前倒させると縦1988mm、横1100mm、容量1526Lの大空間を作り出せます。
タイヤハウスの出っ張りがほとんどなく、段差がないフルフラットな床面なので大量の荷物を積めることに加え、寝具さえあれば車中泊も可能です。
インテリアはフラッグシップモデルに相応しいラグジュアリー感に包まれています。
長い冬を室内で快適に過ごす北欧の知恵が活かされたデザインで、シンプルなレイアウトの中にさりげなく木目調パネルを加飾、機能性だけでなく自然の持つ柔らかさを取り入れているのが大きな特徴です。
ボルボには「設計の基本は常に安全でなければならない」という思想があり、メルセデス・ベンツと双璧を成すほど安全思想には定評があります。
また独自で開発した安全設計を自動車業界発展のために技術を公開していることも有名で、1958年には3点式シートベルトの特許を無償で公開しました。
キャビンの骨格を高い強度の鋼材で守るボルボの伝統はV90にも活かされており、ウルトラハイストレングススチールの使用率を高めたキャビン回りは乗員を守る防護ゲージの役割を果たしています。
また最新の予防安全装置の他、フロントシートには衝突の際の脊髄損傷を防ぐための衝撃吸収機能、ブレーキペダルにも損傷を防ぐためのリリース機能がついています。「世界でもっとも安全なファミリーカー」と呼ばれるに相応しい装備といえます。
V90のパワースペックは欧州ダウンサイジング化に同調しており、搭載しているエンジンは2.0L直列4気筒とコンパクトながらターボチャージャーを装着してベースモデルのT5でも最高出力187kW(254PS)、最大トルク350N・m(35.7kgf・m)を確保、燃費もEセグメントではトップクラスのJC08モード14.4kmを記録しています。
燃費効率とハイパワーを両立させたモデルがプラグインハイブリッドのT8 Twin Engine AWDです。
フロントに搭載した直列4気筒2.0Lにターボとスーパーチャージャーを装着、最高出力は235kW(320PS)、最大トルクは400N・m(40.8kgf・m)まで引き上げられました。
リアに搭載した電気モーターは単独で160N・mのトルクを瞬時に発生させます。
エンジンをサポートすると同時にモーターだけで最大45kmの走行が可能になっているため、市街地への買い物程度であれば電気自動車と同じくゼロ・エミッションを実現できます。
V90の国内販売は2017年12月からなので中古車市場に流通している車数は多くありません。
また販売されている車種は走行距離が短いこともあって輸入車特有の大幅な値下がり感は見られず、やや高値傾向となっています。
もっとも安価なT5グレードでも走行距離1〜2万kmで500〜530万円が相場です。
2007年から2017年2月まで販売されたV90の実質的な先代モデルとなるV70になると価格は一気に下がります。
2007年式走行距離5〜6万kmの2.4Lエンジン搭載モデルは70〜90万円、最終モデルとなる2016年式走行距離1〜2万kmのT5は350〜370万円が相場です。
V70も北欧デザインをたっぷりと取り入れており、欧州車でも一味違ったステーションワゴンを求めるユーザーには最適の中古車です。
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