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フリードの口コミ・評判
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
（@car_kaneko）
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | ホンダ | |
| 車名 | フリード | ||
| JC08モード燃費 | 19.0〜27.2km/L | ||
| エコカー減税 | 25〜100％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 4265mm | 1695mm | 1710mm | 6〜7人 |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
| 3045mm | 1455mm | 1275mm | 1496cc |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 188.0〜265.6万円 | 73.0〜198.0万円 | ||
コンパクトミニバンでも3列目シートに余裕があるフリード
ホンダのフリードは3列シートを装備したコンパクトサイズのミニバンです。2016年9月にフルモデルチェンジを行い、運転席の視認性や車内空間を拡大して快適性を高めています。
メイングレードはハイブリッド仕様になっており、ガソリンエンジン仕様に比べてJC08モードでは約8km/Lも上回り、コンパクトミニバンではトップクラスとなる27.2km/ Lを達成しています。
フロントウインドウの形状を変えて視認性を向上
エクステリアはフロントからリアまで一体感のあるワンモーションを採用、空力性能を高めると同時に広い車内空間を確保しています。
フロントマスクはアッパーグリルとヘッドライトのラインを揃え、サイドまで回りこませるホンダ車共通のデザインが使われています。
コンパクトミニバンはどうしても車内の閉塞感が気になるところですが、ニューモデルではサイドウインドウの面積を大きく取り、ベルトラインをフロントに向けて傾斜、乗員の開放感を向上させています。
ワンモーションボディはフロントウインドウの傾斜が低くなってしまうため、フロントピラーの面積が大きくなり、前部左右の視認性が悪くなります。
今回のモデルチェンジではルーフとの継ぎ目を改良したフロントウインドウを採用、運転席からの見上げ角度を広げると同時にフロントピラーの形状を最適化させ、前部左右の死角を減少させています。
ハイブリッド車もガソリンエンジン仕様と同じ広さを確保
インテリアで目を引くのはインパネからダッシュボードまでを水平基調で一体化させたデザインです。メーター類は薄型にしてフロントウインドウ寄りへ設置、運転中でも視線移動が少なくできる設計になっています。
薄型メーターはデジタル表示で、ドライバーの好みによって表示色を6色から選ぶことができます。操作性に直接関係するわけではありませんが、ホンダらしい遊び心のある小技といえます。
3列目シートはコンパクトサイズにありがちな緊急用ではなく、大人2人が座っても十分にくつろげるスペースを生み出しています。
これはガソリンエンジン仕様だけでなくハイブリッド仕様も同様で、先代では3列目シート下にあったハイブリッドユニットを小型化させて1列目シート下にレイアウトしたことで実現しました。
3列目シートのヘッドレストは大型化されており、シート使用時は背もたれから伸ばして乗員の安全を守り、乗員がいない時は背もたれに格納できるのでドライバーの後方視界を遮ることはありません。
6人乗り仕様の場合、１列目と２列目はアームレストが付いたキャプテンシートになります。
センタークラスターは足元の空間を広く取る設計になっているので１列目から３列目までウォークスルーできるのもインテリアデザインの特徴のひとつです。
また２列目と３列目のヒップポイントは少しずつ高くなっていくシアターレイアウトなので３列目でも視界が良く、圧迫感が緩和されています。
3列目シートを跳ね上げれば高くなるユーティリティ性
フリードは全長が約4.2mしかないので、３列目シートに乗員している場合はラゲッジルームがほとんど使えません。
コンパクトミニバンのウィークポイントといえますが、この弱点をできるだけ補い、ユーティリティ性能を高めようという配慮が随所に見られます。
３列目シートは左右分割式で、リアゲート側からシートサイドのレバーを押すだけで左右に跳ね上がる構造になっています。
片側だけを跳ね上げればベビーカーを折りたたまなくても積むことができ、両側を跳ね上げると26インチ自転車でも積載可能です。
開口部の地上高は480mmと低く、開口部最大幅は1080mmと広いので女性でも重い荷物を無理なく乗せることができます。
短い全長はラゲッジリームに関して弱点となる反面、最小回転半径5.2mという運転のしやすさを生み出すメリットにもなります。
軽自動車からいきなりミドルクラスのミニバンへステップアップするのは不安、と感じる人には最適な車種です。
コンプリートモデル「Modulo X(モデューロエックス)」登場
※ホンダ公式サイトより
2017年12月、フリードにコンプリートモデル「Modulo X(モデューロエックス)」が追加されました。
熟練のエンジニアが、市販車をベースにカスタマイズパーツを装着させたのが「モデューロX」。そのシリーズ第4弾が、フリードで登場です。
専用のエアロパーツを装着したスポーティなエクステリアに、ブラック＆モカの高級感あふれる上質なインテリア。
装備面では、ナビ連動タイプのETC2.0車載器が標準装備されているほか、9インチプレミアムインターナビ＋ドライブレコーダー＋USBジャックがセットになった仕様も用意されています。
ガソリン車とハイブリッド車の両方で展開中です。
フリードは中古車も検討してみよう！
2016年のフルモデルチェンジから2年が経過し、中古車市場にも現行車が増えてきましたが、平均価格は約230万円とまだまだ高めです。
価格.comのデータでも、2016年モデルと先代モデルでは大きな価格差があることがわかります。
2016年モデルは、修復歴ありでも最低149万円〜です。
フリードの値落ち率は1年で10%程度にとどまっているため、逆にいえば買取に強い車といえるでしょう。
一方、2008年モデルなら走行距離5万km以下で修復歴なしでも、50万円ちかくから見つかります。
現行車と同じく3列シートを備えており、フロントマスクはアッパーグリルにシルバーメッキモールを配して加飾、エクステリアに古さを感じさせないので、中古車でもコンパクトミニバンのパフォーマンスを十分に感じることができます。
初代は2008年下半期の新車販売台数で第1位を獲得したこともある人気車種なので、中古車市場には十分な車数が流通しています。
2008年から2010年の登録車がボリュームゾーンとなっており、状態のいいものでも100万円以下で十分に購入可能です。
まとめ
ホンダのコンパクトミニバン、フリードの口コミ・評判をご紹介しました。
ミニバンを運転する自信がない方や、ちょっと大きすぎると感じる方にも扱いやすく、トヨタの「シエンタ」とならんで女性たちからも人気を集めています。
コンパクトながら車内空間は広く確保されていますので、ファミリーでの遠出も楽々です。
現行モデルはまだ中古車市場で高値をキープしていますが、今後は徐々にダウンしていくと思われます。また、先代モデルも状態のいいものが安価で出回っていますので、ぜひ探してみてください。
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